サイオ、在庫数連動機能付きの 「速販在庫」提供開始。
システム開発および販売を行う株式会社サイオ(東京都港区、以下 サイオ)は、2017年9月26日(火)から、ネットショップの在庫数を自動的に連動させる「速販在庫」を提供することとし、試用申込み受付を開始した。
在庫数連動機能提供開始の背景
株式会社サイオは、システム開発および販売を行う株式会社。2005年10月に提供を開始した「速販」シリーズ(「速販」「速販コネクト」「速販C2」)は、複数ネットショップ(ECサイト)の運営を行う企業が、複数店舗の商品登録および受注処理において、時間や手間の軽減・作業の精度向上に寄与するサービス。
累計4,700社以上の企業が導入している。EC周辺サービスの変化やニーズに合わせて日々機能更新を行っており、14のECサイトとの連係を実現している。
在庫を複数のネットショップに分配すると、店舗間の在庫の融通がきかないため、売り逃しが発生する可能性がある。また、逆に実際の在庫数を全ての店舗の在庫とすると、ある店舗で商品が売れても他の店舗では在庫数が減少しないため、実際の在庫数以上に購入可能に見え、売り越しが発生する可能性がある。
このような売り越しのリスクをなくすためには、実際の在庫数以上に購入可能な状態を作らないようにする必要がある。「速販C2」の「速販在庫」は、複数店舗間の在庫数を連動させることでそれを実現可能とする。
「速販在庫」とは
「速販在庫」は、「速販C2」から利用できる在庫数連動のシステム。
例えば、A店、B店、C店それぞれの在庫数10とした商品がA店で3売れた場合、A店の在庫数は7になり、「速販在庫」の機能によってB店、C店の在庫数も連動しそれぞれ7となる。また、キャンセルについても連動する。
2017年8月現在、在庫数連動可能なモールは楽天市場(10店舗)、Yahoo!ショッピング(10店舗)、Amazon.co.jp(3店舗)(FBAは除く)。今後順次対応モール、対応カートを追加していく予定。セット商品、および在庫配分機能は今後対応予定。
「速販在庫」デビューキャンペーン
(1)「速販C2」と「速販在庫」を新たに契約する場合
「速販C2」の初期費用無料+「速販在庫」の利用料金2か月間無料
(2)「速販C2」を契約中で新たに「速販在庫」を契約する場合
「速販在庫」の利用料金2か月間無料
<キャンペーン対象>
2018年3月31日までに契約した場合
機会損失のリスクヘッジ
利用者が商品を購入する場合、売り越しが発生して入荷を待たなければならないと、その待っている間にも購買意欲が薄れてキャンセルとなってしまうリスクが高い。相手の顔が見えないECで購入機会の損失を食い止めることはなかなか難しい。
機会損失をしないためには、リスクヘッジとしてそもそも在庫数管理の精度を上げることが効果的である。そもそも他店舗で同じ商品を売っていれば、キャンセルしてすぐそちらで購入できてしまうのもECの強みである。そういった競合他社への顧客の流出を予防するためにも、在庫管理の精度管理は今後の必須事項だ。