複数ネットショップ一括管理ソフト『速販C2』がヤマダモール、aishipRなどに対応

ECのミカタ編集部

システム開発および販売を行う株式会社サイオ(本社:東京都港区、代表取締役社長:安田 知弘、以下「サイオ」)は、「速販C2」において、ヤマダモール(株式会社ヤマダ電機)とaishipR(株式会社ロックウェーブ)との連携機能と汎用的に利用できる「汎用サイト」連携機能を追加し、一括で受注管理できるようになったことを公表した。

連携するサービスの概要

ヤマダモールは、株式会社ヤマダ電機(本社:群馬県、代表者:桑野 光正)が運営する、家電だけではなく、様々なジャンルの商品を扱うショッピングモールだ。会員数、約2,040万人、月間500万人超が利用するヤマダアプリを活用し、メルマガ配信850万通から100万のアクセスがり、実店舗からヤマダポイントを活用したモールへの誘導ルートで送客しており、同社の顧客囲い込み戦略の一端を担っている。

また、aishipR(アイシップアール)は、株式会社ロックウェーブ(本社:滋賀県、代表取締役:岩波 裕之)が提供するカートASPシステムだ。Googleが推奨するレスポンシブWEBデザイン(PC・タブレット・モバイルなど種々の画面サイズに合わせWebサイトを自動調整し最適な表示にすること)を採用しており、スマホからの購入が増加している状況に適した自社サイトを、一元的に構築できる。

ヤマダモールなど複数ECサイトにある受注データ一括取込みが可能に

サイオ社が提供する「速販」シリーズは、ネット通販の環境変化に合わせ、バージョンアップを行っている。今回、シリーズ最新版の「速販C2」において「ヤマダモール」「aishipR」との連携機能を追加した。

また、「速販C2」で個別対応できていないECサイトも一括管理したいという要望に応え、受注データCSVを取り込む「汎用サイト」連携機能を追加している。

ヤマダモールに出店している店舗、aishipRで構築している店舗、その他のECサイトにある店舗の受注データを取り込むことが可能になったため、「速販C2」内にある他の店舗の受注データと共に、一括メール送信をしたり、帳票を出力したりできるようになったのだ。

今まで別々に管理していたECサイトの受注データを一括で管理することにより、より業務の省力化を強力に支援すると共に、正確で早い処理が可能になった。

複数ネットショップ運営を支援

2005年10月に提供を開始した「速販」シリーズ(「速販」「速販コネクト」「速販C2」)は、複数ネットショップの運営を行う企業が、複数店舗の商品登録および受注処理を行う際に、時短や業務の効率化、作業の精度向上などに寄与するサービスで、累計4,700社以上のショップが導入している。

ネットショップオーナーにとっては、複数店舗の運営は販売促進に寄与するが、一方で店舗を増やすことで管理の手間がかかることになり、必ずしも利益の増加につながらないことも多いのが現状だろう。

複数ネットショップ一括管理ソフト「速販」シリーズは、受注処理の分業化、効率化および事故の防止、いたずら注文やブラック注文者の検出、売り越し・売り逃し・かご落ち防止、顧客満足度の向上など、複数ネットショップ運営を支援するソリューションを提供することで、利益の向上に寄与する。

また、EC周辺サービスの変化やニーズに合わせ日々機能更新を行っており、ECサイトの他、EC周辺サービスとの連携を強化しており、今回の連携もその一環となる。

オムニチャンネル化が言われて久しく、家電大手のヤマダ電機も、一早くその施策に乗り出した先駆者のひとつでもある。今回の連携強化は、こうした集客力あるプラットフォームをはじめ、複数出店している事業体にとっては、業務省力化の文脈でも、またとない朗報と言えそうだ。


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