「アプリのクーポン」見たことで来店を決定、5割超 DearOne調査

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ECのミカタ編集部

アプリ内広告はUXを損ねるのか? 全国1,000人の調査で判明した、小売公式アプリにおける広告体験と消費者のリアルな受け止め方

株式会社DearOneは2026年7月31日、ユーザー調査を基に「小売公式アプリにおける広告」について利用者の受け止め方を可視化した、「リテールメディア動向レポート〜ARUTANA Lab Vol.4〜」を公開した。本記事ではEC事業者に向けて、一部の内容を抜粋して紹介する。

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調査概要

◆定量調査
▷調査手法:インターネットリサーチ
▷調査対象:全国20〜69歳の男女
▷割付:性別×年代10歳刻みで各100名(計1000名)
▷条件:小売公式アプリ(ドラッグストア/コンビニ/家電/スーパー/大型SC)利用者
※スクリーニング調査にて、「月1回以上リテール公式アプリを起動する」と回答した方の中から1000名を選定。
▷実施期間:2026年4月24日〜4月27日

◆定性調査
▷対象:男性20-30代/女性20-30代/女性40-60代の3グループ(各グループ5名、計15名のオンラインインタビュー)
▷実施期間:2026年3月28日〜3月29日

◆出典:リテールメディア動向レポート〜ARUTANA Lab Vol.4〜(株式会社DearOne)

アプリ内情報は「提案」として好意的に捉えられる

小売アプリは、レジ会計時だけに限らず、来店前後の両方で起動されている(来店前:約88%、来店後:約93.5%)。

また、来店前にアプリを見た人のうち、53.7%が「クーポンを見て店に行くことを決めた」と回答。来店や購入の意思決定に影響を与えていることが、明らかになった。

アプリ内の広告表示については、許容以上の回答が9割を超えた(どのような内容でも歓迎:16.2%、お得な内容なら歓迎:56.9%、許容範囲/気にならない:21.5%)。

リテール発の情報は、ネット系広告の約2倍の信頼を得ている。「広告」よりも「自分向けのお得な提案」として、受け取られやすい傾向がうかがえる。

広告を不快に思う要因は「関連性の低さ」と「UI設計」

広告への不快感は「閉じる(×)ボタンが小さく押しにくい」(30.4%)、「自分とは無関係な内容」(28.1%)などが上位を占めた。広告そのものよりも、見せ方や情報のミスマッチが原因であることが明らかとなった。

この結果についてDearOneは「『広告を表示するかどうか』だけではなく、『どんな内容の広告を、どのように表示させるか』という観点が、顧客のUXを守るうえで重要なポイントです」とコメントしている。

国内のリテールメディア広告市場は急速に拡大しており、2025年には6066億円規模(※1)に到達している。それに伴い、生活者に近いプラットフォームである「小売店の公式アプリ」を広告・販促の接点としてどう活かすかにも、業界の関心が高まりつつある。

一方、「アプリ内に広告を出すと、UX(ユーザー体験)を損ねるのではないか」という声も少なくない。本調査結果はこうした不安に対するヒントになると言えそうだ。

※1:株式会社CARTA HOLDINGS、リテールメディア広告市場調査を実施