よりスムーズにHTMLメールが配信できる「ECML」

ECのミカタ編集部

ECプロデュース事業・情報資産プラットフォーム事業などを展開する株式会社フレンディット(東京都港区、代表取締役社長 細野博昭、以下「フレンディット」)は、ECサイトに特化したHTMLメールを配信できるECサイト連動型メール配信ツール「ECML (イーシーメール) 」を開発した。また、その「ECML」を導入したした株式会社エドウイン(東京都荒川区、代表取締役社長 中分孝一、以下「EDWIN」)の導入事例を本日2017年10月26日に発表した。

「ECML」が生み出された背景

現在でも既存顧客へのアプローチや潜在顧客の顕在化などの面で有力なマーケティングツールとして広く活用されているメールマガジン。一方でHTML形式のメールマガジンを顧客に配信する際に、ECサイト運営企業では、たとえば商品価格の変更や在庫切れが発生した場合、メールの内容を修正するには手間がかかることが多い。

こうした課題を解決するために、フレンディット社は株式会社パイプドビッツ(以下、パイプドビッツ)が提供するメール配信システム「スパイラル®」とECサイトを連携させ、HTMLメールをより簡単な手順で作成できるツール「ECML」を開発した。

「ECML」の主な特徴とシステムイメージ

「ECML」の主な特徴とシステムイメージ

「ECML」の特徴をまとめると以下のようになる。
・HTMLのコーディング知識の無い人でも簡単な手順でHTMLメールの作成ができる
・メール作成画面で商品番号を入力するだけでECサイト側から画像や商品情報の取り込みができる
・より的を絞ったターゲティングのもとセグメント配信ができる
・HTMLメールを作成すると、自動的にテキストメールを生成させる設定ができる
・配信レポートでクリック数や平均開封数、コンバージョン率などの分析ができる

システムイメージとしては、ECサイト側とECML側で、アクセス解析情報、会員データベースや商品データベースが連携し、かつECML内で各種の配信情報とデーターベースが連携していることになる。こうしたシステム構成のおかげでスムーズにECサイト側の商品情報や顧客情報を取り込んでかつ配信後の管理のしやすさも実現している。

EDWIN社での導入事例

EDWIN社での導入事例

カジュアル衣料の企画・製造・販売をするファッションブランドを展開するEDWIN社では、2009年より「スパイラル®」を導入して顧客向けにメール配信を行ってきた。ECサイトへの流入数増加と既存顧客のリピート率向上を目的にした配信だが、HTMLメール作成時に手間とコストがかかる点が課題となっていた。そこで「ECML」を導入し、スパイラル®とECサイトを自動連携させ、HTML作成時の手間や時間、コストの大幅な削減が実現できた。

その結果、「ECML」導入前の段階で月4~6回だったメールマガジンの配信回数が、導入後は役4倍にあたる16回~20回に増やすことができ、同時にニュース性の高い鮮度が重要となる情報もすみやかに配信することができ、1配信当たりの売上が最大10倍にまで増加したとのことだ。

ECサイトとの連携を通してスムーズにHTMLメールの配信が可能な「ECML」。「顧客の手のひらの中にあるマーケティングツール」とも言われるモバイルもスマートフォンの普及にともないHTMLメールの閲覧がしやすくなっている。今後も重要なマーケティング手段としても活用されることが見込まれるHTMLメールの配信の面で事業者にとっても「ECML」は、目が離せないサービスとなりそうだ。


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