「KKday」と「カフェトーク」が提携。体験重視の時代にオンラインで何を売るか

ECのミカタ編集部

「KKday」と「カフェトーク」が提携。体験重視の時代にオンラインで何を売るか

 オンライン旅行サイト「KKday」を運営する株式会社KKDAY JAPAN(本社:東京都港区南青山)は、オンライン習い事プラットフォーム「カフェトーク」を運営する株式会社スモールブリッジ(本社:東京都渋谷区恵比寿南)と提携し、旅行や体験を通した韓国語学習ツールの提供を開始すると発表した。

 「KKday」は、「旅をもっと、楽しく、便利に。」をコンセプトに、80か国500都市10000種類の豊富なアクティビティーをオンラインで提供するサービスだ。英語、簡体中国語、繫体中国語、日本語、韓国語、タイ語など8か国語に対応。カスタマーサービスも充実させ、渡航先でも母国の言語で対応できるので安心して安全な現地ツアーを提供している。

 「カフェトーク」は、「いつもの生活に世界のスパイスを」をコンセプトに、スカイプを使って、80カ国を超える日本・世界中の1000人以上の講師陣からマンツーマンのオンラインレッスンが受講できるサービス。世界各地に住む講師は経験豊かな語学の専門家ほか、音楽家、役者、シンガー、棋士、熟練家庭教師、海外居住日本人など顔ぶれも多彩で、9,000種類以上のレッスンの中から「習い事」を選ぶことができるのが特徴だ。

 今回の連携を通じてKKDAY JAPANは、カフェトークの抱える日本人ユーザーにアプローチして事業拡大を狙う。一方のカフェトークはKKdayが抱える日本語学習に興味を持つ台湾人や韓国人などのアジア圏ユーザーを獲得し、海外顧客を増やしていきたい考えだ。

 両社は今後も、韓国語や英語に興味を持つ層が、韓国旅行などの海外旅行を通して、ユーザーが気軽に語学を学べるような取り組みを増やす方針だという。

インターネットを通して何を提供していくのか?

インターネットを通して何を提供していくのか?

 提携企画の第一弾として、カフェトークの人気韓国語講師・大人気YoutuberであるDahee(ダヒ)が、KKdayのアクティビティーを体験し、紹介する動画をリリースしている。内容は「ソウルキムチ文化体験館でキムチ・トッポギ作り+韓服(ハンボッ)体験」で、日本語と韓国語の両方で楽しく紹介されている。

 今や習い事もオンラインだ。オリジナリティ溢れる旅行もインターネットを通して予約し、ツアーが組まれる。ユーザーはモノの売買だけでなく、「体験」に多くのお金をかけるようになってきた。動画でも紹介されているが「キムチを買う」ということ一つとっても、売られているキムチをただ購入するよりは、本場の人にキムチ作りを教えてもらって体験して持って帰れるほうが良い。ということ。

 人それぞれ価値観が違うし、キムチが必要な場面も違うので必ずしもそうとは限らないとは思うが、モノが溢れかえっている現代において「貴重な体験」にこそお金を払うべきという考えを持つ方が増えているのは紛れもない事実だ。それをインターネットを通して提供できるようになった今、あなたなら何を提供していくのだろうか。そこにECの未来のヒントが隠されているように思う。

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