中国向けサイトがきちんと閲覧できるか無料診断する『China Check FREE』をリニューアル

ECのミカタ編集部

株式会社レクサー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 中島嘉一、以下「レクサー」)は中国向けサイト無料診断ツール『China Check FREE』をリニューアル及びリリースした。

中国向けの技術開発を担う

レクサー社は、中国向けウェブ・テクノロジーを手掛ける企業だ。世界中のウェブやアプリで利用できるAPI、SDK等の提供、診断・運用・保守ツール等のウェブアプリケーションの開発をメインに、中国社会の変化に常に対応し、特殊なウェブ環境にある中国向けの技術開発を担う。

役員は全員10年以上の海外滞在経験をもち、中国語や英語など外国語に精通し、日本と上海を拠点としている。「世界中の人が中国を身近に感じられる『China Market for Everyone』を実現すべく、日本発のソリューションで世界に挑戦する」ことをモットーとしている。

中国向けサイト特有の問題

中国向けサイト特有の問題

拡大するEC市場、その中でも越境ECは市場の大きな牽引役になっている。そうした活況を呈する市場を牽引するのが分厚い購買力ある層を擁する中国だ。

一方で日本国内のEC事業者が対中国の越境ECサイトを作る際には多くのハードルがあるのも事実だ。たとえば、一般の海外向けサイトであれば、翻訳などをした上で日本と同じようにサイトを制作しても常時、上の図のような問題が発生することは少ない。

しかし対中国向けサイトに関しては、日本国内向け(日本語)サイトと同様に制作すると一部のコンテンツは非表示となり、数十秒サイトが開かない状態になることがある。これは中国国内のネットが当局の意向で強固なセキュリティによって防護されている点などが推察できるが、越境ECを実施する上では大きな障壁となりかねない。

YoutubeやGoogleMapは中国からは閲覧できない

YoutubeやGoogleMapは中国からは閲覧できない

そこでレクサー社では、60の自治体系の中国語サイトなどの対中国対応度の調査を実施した。その結果、実に40%ものサイトが中国側で閲覧できないコンテンツを設置しており、またそれらが原因でサイトが開かなかったり遅延する原因ともなっているという。

特にYoutubeやGoogleMapは中国からは閲覧できないので、中国向けの中国語サイトの中にそれらのコンテンツがあると、そこは表示されない。また、これに留まらず、様々な要因で10秒以上サイトが開くまでかかるケースも多いとしている.

同社では、こうした状況を各Webマスターなどにより把握してもらうため、中国向けサイト無料診断ツール『China Check FREE』を提供し、今回のリニューアルを実施したのだ。

同社では、中国向けサイト無料診断ツール『China Check FREE』でぜひ自社の中国語サイトの対応状況を確認して欲しいとしており、日本に居ながらにして実際の中国側の閲覧状態を診断できるこのツールは、越境ECの強い味方になりそうだ。

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