JR東日本のECサイトがリニューアルへ。「JRE MALL」で人・モノ・コトがシームレスに

ECのミカタ編集部

 東日本旅客鉄道株式会社(以下「JR東日本」)と、株式会社JR東日本ネットステーション(以下「Nets」)は、ネット通販とエキナカ受取機能を備えた新ショッピングサイト「JRE MALL(ジェイアールイー・モール)」を2018年3月26日にオープンすると発表した。

 JR東日本は、「⽣活サービス事業成長ビジョン(NEXT10)」のもと、これまでのビジネスに磨きをかけるとともに、事業の変⾰及び創造を⽬指している。そして、この度NEXT10の一環として「JRE MALL」という新しいショッピングサイトを立ち上げると発表した。

 「JRE MALL」では、JR東日本グループ共通ポイント「JRE POINT」と連携し、商品を購入することでポイントが貯まるほか、ポイントを使って商品を購入することもできる。また、サイトのオープンにあたって、早期入会と初回購入で、最大1000ポイントをプレゼントするキャンペーンを実施するとしている。

 それに伴ってNetsがこれまで運営してきた「えきねっとショッピング」は2018年3月30日(金)15時に営業を終了。「えきねっとショッピング」で扱っていた商品は、一部を除き「JRE MALL」にて販売が継続される。

 鉄道関連グッズやSuicaのペンギングッズなどの、JR東日本グループならではの商品をはじめ、各地の地産品など特色のある商品が「JRE MALL」には並ぶ予定で、エキュートやグランスタなどのエキナカ店舗の商品も、インターネットで事前注文してエキナカ店舗などで受け取れるサービスも実装する。もちろん自宅等への宅配も可能だ。

生活インフラの中にECが介在するメリット

生活インフラの中にECが介在するメリット

 駅や鉄道は生活インフラとして重要な役割を果たしていて、その導線上でショッピングを楽しめるということはユーザーにとって非常に便利な仕組みだ。お酒などの重い商品や、手荷物が多いときには自宅へ配送することもできるとあって、ECが交通インフラの中に介在することにより、ユーザー・事業者にともにメリットが大きくなる。

 もちろんそこにはSuicaもキャッシュレスシステムとして重要な役割を果たしていて、自動販売機やコンビニ、タクシーなど様々な支払いの場面をシームレスに連携させてくれている。「駅」がハブとなり、人とモノ・コトは気軽に繋がれるようになる。「JRE MALL」の可能性はまだまだ広がっていく。


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