10社限定で中国越境EC参入コンサルプランを提供

ECのミカタ編集部

翠星企画(すいせいきかく)株式会社(以下「翠星企画」)は、東北地方の中小企業が低リスクで費用対効果の高い方法で中国越境ECへの参入を支援することを目的に、中小企業限定の自社サイトによる中国越境EC参入プランの提供を開始した。

国のIT導入補助金活用で費用を抑えることも可能

経営コンサルティングおよび中国市場開拓支援の翠星企画社(本社:宮城県仙台市、代表取締役:細野 哲平)は、東北地方の中小企業が低リスクで費用対効果の高い方法で中国越境ECへの参入を支援することを目的に、中小企業限定の自社サイトによる中国越境EC参入プランを10社限定で2018年4月3日より提供を開始した。

今回提供されるのは、中国の一般消費者に販売する越境ECサイトの構築、運営代行、マーケティング施策支援をワンストップでご提供するサービスだ。基本的に越境ECモールではなく、自社サイトでの参入を前提とし、実施前に、経営コンサルタント(中小企業診断士)による越境EC事業の戦略、計画策定の無料コンサルティングが受けられる。

また、顧客企業の戦略、計画に沿ったマーケティング施策のご提案および実施支援を一貫してコンサルし、売上を上げるためのコンサルティング付き運営代行サービスを低価格で提供する。さらに国の補助金(IT導入補助金)を活用することで、費用負担を抑えることも可能だ。

中小事業体の自社サイトでの越境ECにフォーカス

中小事業体の自社サイトでの越境ECにフォーカス

日本国内では、人口動態およびそれに紐づく市場規模が頭打ち傾向にあり、必然として需要も大きな伸びは見込めない情勢となっている。これに対して、中国では、一人っ子政策の影響が想定されるものの、現在のところは、中間層の台頭によって根強い消費需要があり、今後の成長にも期待がかかる。

同国でのインターネット利用人口は7.31億人に上り(2017年1月時点、中国インターネット情報センターCNNIC調べ)、若年層を中心にネットショップでの購買が一般的になってきている。近年では「越境EC」と呼ばれる形で、中国から直接、日本のネットショップで買い物をする動きも際立って拡大している。

そのような状況の中、ここ数年で大手企業を中心に中国の大手越境モールへの出店が進んできているのは周知の通りだ。しかし、大手企業と比べて経営資源に乏しい中小企業にとっては、大手越境モールの審査の煩雑さ、初期費用および運営や広告の費用の高さなどから、出店へのハードルは低く無い。

そこで今回、同社では中小企業でも中国越境ECに参入できるように、審査の厳しいモールではなく自社サイトでの参入とし、自社サイトの弱点である集客力を補完するためのマーケティングコンサルティングを実施し、コストを極力下げたプランを提供することにしたのだ。

東北らしいアイテムを中国のユーザーにつなぐ

同社によれば、東北地方は他地域と比べて、海外展開が遅れている地域だという。東北地方を拠点とする同社として、同地方の中小事業体が持っている特徴ある商品を、ネットショップを通して一人でも多くの中国のユーザーに届ける事を通じて、東北地方の中小事業体の中国市場開拓をサポートしていきたいとしている。

拡大するEC市場を前に、「越境EC」は引き続き重要なキーワードとして注目を集めている。一方でリソースに限りのある中小事業体にとっては、それへの参入には大きな壁が立ちはだかっているのも事実だ。そこにおいて地域密着で各事業体のビジネスを支援する同社だからこそ可能な手厚いコンサルティングと言える。

ネットの世界は、本来は事業規模の大小に限らず等しく戦えるフィールドだ。その世界で中小事業体に大きな翼を与える同社の施策によって、より多くの東北発の事業と中国大陸のユーザーを結び付けていくことだろう。


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