Amazonが「FBA梱包準備サービス」を発表。FBA利用の活性化に繋がるか

ECのミカタ編集部

 Amazonから新たに「FBA梱包準備サービス」が発表された。本サービスは、2018年5月10日(木)より、すべての出品者が利用可能となる。

 Amazonから届いたメールで知った方も多いかと思うが、FBAの新サービスが発表されている。その名も「FBA梱包準備サービス」。読んで字のごとくだが、FBAで扱う商品の梱包までやってくれるサービスだ。

 FBAでは、Amazonフルフィルメントセンターに納品され、保管される商品に関する梱包要件が定められている。

 商品を適切に梱包、準備することによって、受領時の遅延を軽減することができ、また、フルフィルメントセンターに保管してある商品を保護し、購入者の満足度も向上させることができることから梱包に関しては注意事項が多くあった。

 その梱包をAmazonが代行してくれるというサービスだ。FBA梱包準備サービスを利用することができる商品には以下の条件がある。

・コンディションは「新品・中古・コレクター商品・再生品」全てOK
・商品タイプも全てOK
・商品に、読み取り可能なバーコード(ISBN・UPC・EAN・JAN)が付いていること


この3点が条件として提示されている。つまりバーコードさえついていればほとんどの商品は梱包までやってくれるということだ。

 FBA梱包準備サービスに登録しておけば、納品プランに含まれる出品条件を満たしている商品を、Amazonと出品者のどちらが梱包準備するかを選択できるようになる。

 Amazonが梱包準備する商品については、Amazonの判断により、フルフィルメントセンターで提供される梱包準備サービスに基づいてFBA手数料が請求される。金額はおおよそ以下の通りだ。

単純作業は任せて「仕入れて売る」ためのリソースを確保する

 これは便利なサービスが登場した。新品についてはあまり梱包を行う必要がないとは思うが、中古品などを扱う個人の事業主などには大きなメリットがあるのではないだろうか。

 「仕入れて売る」というのが事業の本質であるはずなので、単純作業はどんどん外注化して、本業にリソースを割くべきだろう。こういったサービスは大いに利用する価値があるように思う。


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