メルカリの『らくらくメルカリ便』発送が、ついにセブンイレブンでも可能に

ECのミカタ編集部

株式会社セブン‐イレブン・ジャパン(本社:東京都千代田区・代表取締役社長:古屋 一樹 以下「セブンイレブン」)と株式会社メルカリ(本社:東京都港区・代表取締役会長兼CEO:山田 進太郎 以下「メルカリ」)とヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区・代表取締役社長:長尾 裕 以下「ヤマト運輸」)は、メルカリとヤマト運輸が連携して提供するフリマアプリ「メルカリ」で出品した荷物の発送サービス「らくらくメルカリ便」の受付を、2018年5月7日(月)、全国セブン‐イレブン20,286店(2018年3月末)開始する(同日11時よりアプリでの受付を開始、宅急便の取扱いがない一部店舗では利用不可)。

「安心」かつサポートも充実

「らくらくメルカリ便」とは、メルカリとヤマト運輸が連携して提供する、「より簡単・便利に」をコンセプトに掲げて提供される配送サービスだ。

出品時の価格を決めやすく、全国どこから発送しても同一の料金設定となっている。また、メルカリが料金の一部を負担することで、ヤマト運輸の通常送料より最大69%オフの低料金で利用できる。
さらに、2016年1月よりすべてのユーザー向けに開始した匿名サービスでは、メルカリとヤマト運輸が住所等のデータを連携することで、送り状に出品者と購入者のお互いの住所が記載されていなくても荷物を送ることが可能だ。個人情報を記入せずに取引ができユーザーの「安心」に寄与する。

それに加えて、「らくらくメルカリ便」を利用するユーザーには、配送を含めてメルカリが取引のサポートを行い、配送状況が逐次確認でき、また配送時にトラブルが発生した場合には、メルカリが商品代金を全額補償する徹底ぶりだ。

より手軽に発送可能に

より手軽に発送可能に

「らくらくメルカリ便」の配送フローについては、従来のコンビニ配送の場合は、「メルカリ」上で取得した二次元コードを店舗内のマルチメディア端末に読み込み、発行された受付票をレジに持っていくという手順だった。

今回のセブンイレブンでの発送は、よりユーザーが簡単に発送できるよう、「メルカリ」上で取得したバーコードと発送者(ユーザー)の出品物をレジに持っていくだけで発送手続きが完結する仕組みになっている

【「らくらくメルカリ便」概要】

◆宅急便(サイズ:3辺合計160cmまで、重量:25kgまで)

◆宅急便コンパクト(サイズ:専用BOXの場合 25cm×20cm×5cm(外寸)まで、専用薄型BOXの場合 24.8cm×34cm(外寸)まで、重量:制限なし)

◆ネコポス(サイズ:22.8cm×31.2cm×2.5cmまで、重量:1kgまで)

※ネコポスは通常は法人・個人事業者向けのサービスだが「メルカリ」の取引では誰でも利用可能。

ユーザーの声に応える形での提携

メルカリとヤマト運輸は、2015年4月より、システム連携による配送サービス「らくらくメルカリ便」の提供を開始した。

フリマアプリを利用する際の配送にかかる手間を大幅に解消できることに加え、メルカリ独自の個人情報を開示せずに安心に取引できる匿名配送や、コンビニや自宅まで荷物を取りに来てもらえる集荷機能などを提供し、ユーザーから厚い支持を得ている。

一方で、メルカリは月間の流通額が100億円を超え、1日の出品数も100万品を超えるなど成長を続けており、多くのユーザーからさらなる発送窓口の拡大を望む声が届いていたそうだ。

そこで今回、全国約20,000店のセブンイレブンでもサービスの提供を開始することで発送窓口を増やし、ユーザー目線の利便性向上に寄与すべく施策を実行することとなったのだ。

拡大するEC市場の中で、まだまだ伸びしろがあると言われるC2C分野。そして同分野の中でもフリマアプリの牽引役ともいえるメルカリだが、その地位に安住せず、さらにユーザーの目線に立った進化は続くようだ。迫りくる後発のライバルを前に、これからも勝ち抜くには、こうしたユーザーの声に向き合い、それに応える姿勢が重要なのかも知れない。

 ECノウハウ


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事