世界中のアニメファンに向けたリクエスト型越境CtoCサービス『Otsukai』のβ版がリリース

ECのミカタ編集部

 『MANGA.TOKYO』を運営する株式会社DONIKA(所在地:大阪府)は、アニメファン向けリクエスト型越境CtoCサービス『Otsukai』のβ版をリリースした。

 「MANGA.TOKYO」は海外のアニメ・漫画ファンに向けて、日本のアニメ・漫画等の情報を配信するメディアサイトで、月間300本を超えるオリジナル記事を配信している。最新ニュースをはじめ、有名アニメ監督やアーティストのインタビュー記事、アニメ制作現場への取材、イベントや舞台、観光、グルメに至るまで、日本の”オタク”カルチャーを世界に発信している。

 その「MANGA.TOKYO」を運営するDONIKAが新たにリリースしたのが「Otsukai」というサービスだ。この「Otsukai」は「日本でしか手にはいらないオタクグッズを、日本の友達に買ってきてもおう!」をコンセプトに掲げていて、リクエスト型のオタク向け越境CtoCサービスとしてリリースされる。

 海外アニメファンが欲しいアイテムをリクエストし、日本人がアイテムを提案。条件が合えば取引が成立するという、シンプルなマッチングサービスなのだが、これまでハードルの高かった越境個人間取引を、MANGA.TOKYOの運営で培ったノウハウでサポートしており、誰でも簡単に円滑な取引が行え、報酬を受け取ることの出来るプラットフォームを実現する。

 すでに国外ユーザーは開始約1ヶ月で3,000ユーザーを突破。β版のため、国内ユーザーは現在制限中だが、今年の夏期には一般開放を行う予定となっている。

ECを介して世界中で「豊かさ」を共有できる時代に

 日本のアニメや漫画の文化は、世界において日本人が想像しているよりもはるかに浸透している。また、CtoCサービスもインターネットやスマートフォンの普及が進むことでスタンダードなサービスとして定着してきている。

 こうしたマニアックな文化とCtoCサービスの相性は非常に良い。ギークな情報や商品を手にしている個人と交流が生まれることによって、特別感が演出される。また、適度なクローズド感も生み出され高揚感が増幅する。

 海外との距離はどんどん縮まってきていて、そのコミュニティも細分化されてきている。そこにECが介することによって、まさに「おつかい」を頼むような感覚で商品は海を渡ることができる。シームレスにヒト・モノ・コトが繋がっていくことで「豊かさ」を世界中で共有することができるようになってきているのだ。

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