最新のネットショッピング利用動向について調査を実施【オレンジページ調べ】

ECのミカタ編集部

「オレンジページくらし予報」が、全国の成人女性を対象に「ネットショッピング」の利用実態についての調査を実施し、その結果を公表した。

女性1,077人が回答

レシピ情報で知られる今年創刊33周年を迎えた生活情報誌オレンジページが、ネットショッピングの利用実態についての調査を実施した。オレンジページの読者モニター「オレンジページメンバーズ」には、さまざまなくらし情報・くらし体験によってはぐくまれた“くらしの目利き”たちが数多く所属しており、そのメンバーたちの声を集めて「次のくらし」を読み解いていくのが「オレンジページくらし予報」となっている。以下その調査結果について見ていく。

<調査概要>
・調査対象:オレンジページメンバーズ
・対象属性;国内在住の成人女性
・有効回答数:1077人
・調査方法:インターネット調査 
・調査期間:2018年4月19日~23日

ネットショッピングの利用経験率は?

ネットショッピングの利用経験率は?

「ネットショッピングをしたことのある人」の割合は95.5%に達した。この割合は、年代によってもほぼ差は見られず、全世代で90%を超える実態が明らかになった。

ネットショッピングの魅力をきいてみると、「商品を自宅まで届けてもらえるから」が49.8%、「24時間、いつでも買い物できるから」が48.0%、「入手しにくい商品も買いやすいから」が32.7%だった。

また回答者からは、「おむつやトイレットペーパーなど、かさばるものを家まで持ってきてもらえるのがいい」(20代・パート)、「通勤時間のあいだに、ネットスーパーで食品を購入。買い物に行かずにすむので、時間に余裕ができました」(40代・フルタイム)といった声が聞かれたそうだ。

多く購入されている商品の種類は?

多く購入されている商品の種類は?

ネットショッピングで購入されているアイテムで、最も多かったのは「食品」で、72.7%だった。続いて「本、マンガ、デジタル書籍、CD」は65.0%となった。実「洋服」や「バッグや靴、ファッション小物」も、高い購入率を示した。

回答者からは、「ネットだと、いろいろなショップを比較できるし、サイズも豊富」(40代・パート)、「ネット限定色のバッグを購入。人とかぶらなくて大満足!」(30代・フルタイム)といった声が寄せられた。

ECで使う1ヵ月当たりの金額は?

ECで使う1ヵ月当たりの金額は?

ネットショッピングで購入した1ヵ月当たりの金額は、「1000円以上5000円未満」と「5000円から1万円未満」が、ともに27.4%でトップ。「クーポンやタイムセールを利用して、お得に買っている」(40代・家事手伝い)といった回答も多数あり、ネットならではの特典を生かして、賢く買い物している様子も垣間見えたとしている。

フリマアプリなどの利用動向は?

フリマアプリなどの利用動向は?

フリマアプリやネットオークションの利用動向は、年代が低いほど利用率が高い傾向があり、「購入したことがある」人は、30代以下では43.2%、40代では30.1%、50代では24.7%だった。

購入が多かったアイテムは、「子ども服・子ども用品」や「化粧品」「洋服」などだった。「子ども服は、16点まとめて2000円弱と、破格で購入できてラッキー」(30代・専業主婦)、「無難な服が、とても安く買えて満足しました」(20代・アルバイト)のように、「お得」に買えたことに満足する声が見られた。

オレンジページらしい調査

このように、今夏もネットショッピングの利用経験者は全世代で9割を超えるなど、今回の調査でも高い数値となった。また食品や本、電子書籍、ファッション関連アイテムなどがECを牽引している様子も如実に示された。

フリマやネットオークションの利用も若年層を中心に拡大しており、子ども用品や洋服などは、使用期間が限られるのはもちろんのこと、「中古で充分、新品にはこだわらない」「安いほうがいい」「いらなくなったら、売ればいい」と考える世代が増えつつある様子も垣間見えた。

ECの利用動向は一定の傾向が顕著になりつつあるが、女性購読者の多いオレンジページらしい調査結果となったようだ。今後の徐々に変化するネットショッピングの利用動向について詳らかにする、さらなる調査結果にも期待したい。

 ECノウハウ


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事