レディースファッションEC「Re:EDIT」が、ネットプロテクションズ社の新カードレス決済『atone』を導入

ECのミカタ編集部

株式会社ネットプロテクションズ(以下、ネットプロテクションズ)は、2018年6月上旬より、株式会社ネオグラフィック(以下 「ネオグラフィック」)が運営するレディースファッション通販「Re:EDIT」に、新しいカードレス決済サービス「atone」の本格提供を開始している。

低コストで導入可能

今回、提供開始がアナウンスされた「atone」は、ユーザーが持つ「既存の決済方法への不満」を解決する新しい決済サービスなのだという。クレジットカードがなくても、会員登録すれば誰でもすぐに利用が開始でき、携帯電話番号とパスワードの入力だけで買い物が可能だ。

そのため、特にスマートフォンを利用したネットショッピングや実店舗での買い物において、手軽かつ快適な購買体験を提供できるとしている。会員登録や利用にかかる費用は毎月の請求費用90円のみで、「atone」を利用して買い物をするとポイントが貯まり、代金の値引きに利用することが可能だ。

また、「atone」を導入する事業者は、コンビニ後払い決済を希望するユーザーのニーズを満たしつつ、既存の決済方法以上の利便性を提供できるため、より幅広い顧客の獲得が期待できるほか、1.9%+30円~という低手数料での導入が可能なため、コスト削減も期待できる。

リピート利用促進に期待

リピート利用促進に期待

ネオグラフィック社では、ユーザーの決済に対するニーズの多様化に合わせて、決済手段の拡充は急務であると考え、以前から導入していたネットプロテクションズ社の「NP後払い」利用者数が徐々に増加していることから、コンビニ後払い決済のニーズの存在をとらえていたという。

「atone」と「NP後払い」はともにコンビニ後払い決済だが、大きな特徴の違いに会員登録制か否かがある。「NP後払い」は会員登録が不要で簡易的に利用できるため、新規顧客獲得に貢献するのに対し、「atone」は会員登録により多くの付加価値をユーザーに提供できるため、リピート利用促進が期待できる。

具体的には「atone」であれば、同じ月の請求を翌月にまとめて払いできることや、商品購入を通じて貯まったポイントを次回以降のお買い物の代金にあてることができるなど、継続的に利用するユーザーの利便性が高いサービスと言える。こうした背景から同社は、「NP後払い」に加えて「atone」の提供を決定したのだ。

決済手段の拡充をアドバンテージに

導入に際し、ネオグラフィック担当者からは以下のコメントが出されている。

「『NP後払い』の利用者数の増加などからみて、希望する決済手段の有無によって購入を迷われるお客様がいらっしゃることを認識してきました。決済手段の拡充により多様なお客様のニーズに応えることで、さらなるお客様の獲得と売上向上を期待します。」

決済手段の拡充は、購入者のいわゆる「カゴ落ち」を避ける上でも重要だ。データによっては、多くのユーザーが、購入時に意図する決済手段が用意されていない場合は、購入をあきらめるとのするものもある。

今回、提供開始が公表された「atone」は、同社の『NP後払い』で培ったノウハウを活用し、リピーター醸成にも貢献するという意味で、マーケティングの面でも大きな威力を発揮しそうだ。

成長するEC市場の中で、さらに競争も激しさを増しているが、こうした決済手段の拡充は、その競争に勝ち抜いていく上でも大きなアドバンテージとなって行くことだろう。

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