マネーフォワード、ナレッジラボをグループ会社化/会計から経営へ〜競争激化で重要視される要素

石郷“145”マナブ(編集長)

 今度は「会計から経営を考える時代」へ。
 株式会社マネーフォワード(以下、マネーフォワード)は新たなフェーズに舵を切った。本日、マネーフォワードは、経営分析クラウド「Mnageboard」を提供する株式会社ナレッジラボ(以下、ナレッジラボ)は実施する約2億円の第三者割当増資を全額引き受け、ナレッジラボの株式の過半数を取得し、ナレッジラボをグループ会社化したと記者会見の席上、発表した。

 マネーフォワードはもとより会計ソフト「MFクラウド」を提供し、結果、いまや3000超の会計事務所が導入するまで成長。クラウド会計ソフトとしては会計事務所でのシェア数NO1となった。彼らの強みはオープン&コネクティッドというテーマにも表れており、クラウド上にあるあらゆるサービスを日常の業務と連携させて、利便性を向上させることで、付加価値をつけたことにある。

ナレッジラボをグループ会社化の舞台裏

 今回はそこから一歩踏み込んで、会計と経営を結びつけるというが、ナレッジラボをグループ会社にすることで、どんな利点が生まれるのだろう。それを考える上で、中小企業における共通の課題3つをここであげてみたい。その3つとは非効率的な会計業務、会計知識の不足、予実管理が不十分なことにある。
 
 非効率的な会計業務、会計知識の不足で言えば、マネーフォワードが提供する「MFクラウド」を使うことで解決へと導くことができたが、もう一つ「不十分な予実管理」においてはナレッジラボの「Manageboard」が必要とされたのである。「Manageboard」は様々な前提条件に基づく予算シミュレーションを直感的な操作でできるようにするだけでなく、月次会計データを取り込むことで予実分析を自動で実施してくれるのである。

業務効率化だけでなく収益向上に結びつける

 会計の部分は「MFクラウド」で利便性が向上されているので、経営にまつわる部分で「Manageboard」がそこで一続きになることで、会計から経営に至るまでトータルでケアできるようになり、これまでの雑な対応になりがちであった部分を丁寧にケアしていこうと考えているのである。

 いわゆる業務の効率化という部分を担ってきた「MFクラウド」ではあるが、次なるフェーズで自分たちのサービスを起点に収益の向上までに結びつけようというわけだ。ある意味、マネーフォーワードがグループと一体となって提案するシーンはより、総合的なものとなってきているように感じる。

 ECサイトにおいても、競争激化の様相を呈しているだけに、攻撃だけでなく、今こそ「守り」の部分が大事になってきているように思う。今一度、この動きを見ながら、自らの足場を盤石にできているかの確認をして、勝負強さを身につけなければならないと思うのだ。

記者プロフィール

石郷“145”マナブ(編集長)

ECのミカタ 編集長。キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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