クルーズ株式会社(本社：東京都港区/代表：小渕 宏二)の100％子会社であるCROOZ EC Partners株式会社(本社：東京都港区/代表：稲子谷 光/以下「CROOZ EC Partners」)は、夢展望やジーンズメイトなどが参画するRIZAPグループのECプラットフォーム構築プロジェクトに開発パートナーとして選定された。それに伴い、夢展望株式会社(本社：大阪府池田市、代表取締役社長：濱中 眞紀夫/以下「夢展望」)と業務委託契約を締結。

ECプラットフォームプロジェクトとは

　RIZAPグループ株式会社(本社：東京都新宿区/代表：瀬戸 健、以下「RIZAPグループ」)が構築するプロジェクトで、リアル店舗と連携するオムニチャネル戦略にも対応した、これまでにないタイプのECプラットフォームの構想となっている。

　夢展望株式会社が中心に推進をしており、同社の親会社であるRIZAPグループのもとで同プロジェクトに参画する企業が共同で自社サイトとして利用可能としたECプラットフォームだ。

　現段階で、夢展望株式会社の他、RIZAPグループ企業である株式会社ジーンズメイト、株式会社三鈴等が参加予定。今後の拡大と成長性が期待されるプロジェクトとなっている。

　今回、CROOZ EC Partnersが同プロジェクトの開発パートナーとして業務委託契約の締結となったが、「SHOPLIST.com by CROOZ」での運営やECサイト構築における実績を評価された結果であるという。

　CROOZ EC Partnersは今後、夢展望をはじめとしたRIZAPグループ各企業のECプラットフォームプロジェクトの開発・導入を通じて、オムニチャネル戦略へ対応したこれまでにない購入体験をユーザーへ提供することで、CROOZ EC Partners株式会社とグループ連結の業績拡大を目指す。

各社の強みを生かすECプラットフォームプロジェクト

　夢展望は1998年に設立後、主としてインターネットによる通信販売を行うEC事業をいち早く展開。2005年には若い女性向けのファッション商品を取り扱うモバイル通販を本格的にスタートし、事業規模を拡大してきた。

　携帯電話に代わるモバイル端末として登場したスマートフォンの成長性にも着目し、その特性を最大限に活かしたモバイル通販に力を注いでいる。

　現在ではスマートフォン経由の売上が約90%を占めるまでに成長し、会員数も全国で約160万人。2015年にRIZAPグループへ参画して以降、これまで積み上げたECに関する様々なノウハウを生かして、親会社グループをはじめとする他社のEC化推進の支援を行うビジネスも展開している。

　EC業界はまだまだ成長過程で、夢展望やCROOZ EC Partnersのようなノウハウを蓄積できている企業も限られている。そのため、変化の激しいEC業界だからこそ、そうしたノウハウを共有し、ともに成長していくのも一つの手段とも言える。それぞれの強みがいかなる相乗効果を生み出すのか、注目である。