楽天市場に配送追跡機能が追加 不在配達削減を図る
楽天株式会社は「楽天市場」で購入された商品の配送状況をユーザーにお知らせする、配送追跡機能サービスを11月29日(木)追加したと発表した。
EC市場の成長と共に、物流業界の負担は大きくなり、特にその中でも再配達問題は大きな問題となっている。
そんな中、大手ECモールである楽天市場は、「楽天市場」で購入し、なおかつ「Rakuten EXPRESS」によって配送される全商品を対象に配送追跡機能サービスを導入した。(対象商品は順次拡大中)
この機能の使い方はいたってシンプルだ。
配達状況を確認したい際には、「通知機能」と「購入履歴一覧」から確認することができる。
通知機能から確認する場合は、「配送情報通知」をONにする。そうすると配送状況が楽天市場アプリから情報がプッシュ通知される。
「購入履歴」から確認する場合は、該当の注文の左にある「配送状況を確認」をクリックすると、現在の配送状況を確認することができる。
*ショップの処理速度・配送状況・配送方法によっては一部公開されない場合あり。
確認できるタイミングは、主に3つ。商品がショップから発送された/配達店を出発した/配達が完了した、の3点で状況確認が可能だ。また状況次第では、不在/ショップへ返送、といった情報も確認できるという。
確認可能なタイミングも今後順次拡大予定だという。
業界の課題を自ら解決に導く
大手配送サービスではよく利用されている、配送追跡サービス。配送会社ではない楽天が自社物流システムに導入したことからも、「Rakuten EXPRESS」に賭ける想いが伝わってくる。
EC業界全体の課題である、物流。年末になるにつれてさらに逼迫することが予想される。
「ワンデリバリー」構想を掲げ、包括的な物流・配送サービスを行う楽天。ユーザー目線を持つと共に、業界の発展にどう貢献するか、どのように引っ張っていくか楽天が先陣を切ってその姿勢を表している。