NIKEアプリ（iOS/android）がリリースへ

スポーツウェアメーカーのリーディング企業である株式会社ナイキジャパンは、2018年12月11日、スマートフォン向けのNIKEアプリが、日本でも無料でダウンロードできるようになることを公表した。

よりパーソナライズされたリテール体験を提供

同社によればNIKEアプリは、ナイキプラスメンバー、一人一人のニーズに合わせて情報を紹介し、よりパーソナライズされたリテール体験を提供するとしている。

NIKEアプリ公開に合わせて展開を始める限定サービスや体験の中には、メンバーのみがアクセスできる「メンバー・ショップ」、ナイキのエリートアスリートが提供する特別なコーチングやアドバイス、一般アスリートに刺激を与えるユニークなコンテンツ、ナイキプラスメンバーの実店舗やデジタルリテールでの体験を大きく高める各種サービスなどが含まれるという。

iOSとアンドロイド双方に対応

NIKE アプリ公開後に展開する限定プロダクトには、革新性を誇るナイキズームフライSPやナイキズームヴェイパーフライ4％やナイキエアヴェイパーマックス2019などを予定している。なおNIKEアプリは、iOSとアンドロイドの両方で利用可能だ。

今後の展開にも注目

ワッフルソールやAIR、ルナロンといった先進的なテクノロジーを投入したアイテムや、勝利の女神であるニーケーの彫像の翼をモチーフにしたデザインのロゴマークで親しまれるNIKE。

すでに日本でも多くのファンを獲得しているが、その同社がモバイル向けのアプリを投入してきた。アプリでは、アクティビティや各種目別のコンテンツの他、同社の最新アイテムに関する情報も提供されるようだ。

ECビジネス全般を考える上でも、近年モバイルアプリは、ユーザーとメーカーあるいはブランドを結ぶ重要な役割を担っている。そこでもたらされるユーザーとのロイヤリティの醸成を通じて、ファン化を推し進められるからだ。

スポーツウェア市場には並み居る競合がいる中、今後、同社がアプリを通してさらにどういった展開をしていくのかにも視線が集まるところだろう。