みんな、何を選んでる?EC決済で使う支払い方法の意識調査【エルテックス調べ】

ECのミカタ編集部

株式会社エルテックス(本社:神奈川県横浜市/代表:森久尚 以下、エルテックス)は、2013年から実施している、通信販売に関する「消費者の行動や意識」を集計・分析した調査結果の最新版を発表。
通信販売を利用する消費者の「周辺を取り巻く環境」「消費行動や利用動向」などを集計・分析した。

《調査概要》
調査エリア:全国
調査対象:infoQ by GMO調査パネルを利用
調査方法:ネット方式による、アンケート調査
調査期間:2018年12月1日~4日
有効回答数:600
調査主体:株式会社エルテックス
調査実施機関:楽天インサイト株式会社

EC/通販利用時の支払い方法はクレジットカードが主流

EC/通販利用時の支払い方法はクレジットカードが主流

EC/通販サイトでの商品購入時に使う支払い方法についてアンケートをとったところ、「クレジットカード」がトップ、ついで「代引き」「コンビニ決済」という結果になった。

キャッシュレス・ビジョンの影響もあってか2018年は電子マネー決済対応の店舗も増えたように思えるが、「電子マネー」を支払いに利用している人はわずか15.2%。
まだまだ認知を広げる余地ありだ。

「クレジットカード」「代引き」「コンビニ決済」は今後も使いたい支払い方法のトップ3にもなっている。理由としては、クレジットカードは「ポイントが貯まる」、代引き、コンビニ決済は「信用できる」といった意見が多い。
他の支払い方法を伸ばすには、そこに焦点をあてる必要がありそうだ。

ソーシャルログインは通販に強い「Yahoo!」「Amazon」「楽天」

ソーシャルログインは通販に強い「Yahoo!」「Amazon」「楽天」

近年では、EC/通販サイトでの購入の際にサイトへユーザーを囲い込むために個人情報の登録を促すケースがよく見られるようになった。

そうした中、サイトでの購入の際にすでに持っているSNSやEC/通販サイトのアカウントを使用して購入することを「ソーシャルログイン」というが、ソーシャルログインを利用して商品購入したことのある人の数は20.3%。
特に「Yahoo!」「Amazon」「楽天」が大半を占め、「LINE」「Facebook」などのSNSは少数派との結果になった。

LINE利用は若年層がトップ

LINE利用は若年層がトップ

ソーシャルログインの利用に関しては、年代・性別で見ると顕著に違いが出た。
全体的には普及の余地ありと見るLINEも、10〜20代の間では利用率が約半数との結果に。

楽天のソーシャルログインに関しては、60代女性は61.5%であるのに対し、20代女性は16.7%が利用しているといい、かなりの差があることがわかった。

ターゲットを決めてアプローチを

今やEC環境には数多くの選択肢があり、多くのユーザーの心を確実につかむには、通り一辺倒のサービスだけでは立ち行かない。
それぞれのユーザーニーズにあったアプローチをしていくことが大切だ。

どの世代、どんなニーズを重要視するユーザーに顧客となってほしいか、ターゲット層を固めることに、事業拡張のヒントがあるだろう。


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