スマホの「カゴ落ち」も低減!ECサイト構築サービス『aishipR』のカート機能を強化

ECのミカタ編集部

株式会社ロックウェーブ(本社:滋賀県大津市、代表取締役:岩波 裕之)の提供するECサイト構築クラウド型プラットフォーム「aishipR」はECサイトのカゴ落ちや離脱率を改善して売上をさらに上げる、モバイルファーストなショッピングカート「ワンページカート」を開発、2019年1月に一部ユーザーへのテストリリースを完了し、2019年3月に正式リリースすることを公表した。

GoogleフレンドリーなECサイト構築サービス

ロックウェーブ社が提供するECサイト構築専用のクラウド型プラットフォーム「aishipR」とは、Googleが推奨するレスポンシブWEBデザインでスマホ・タブレット・PCに一元対応したECサイトの構築運営を容易にできるクラウド型プラットフォームのサービスだ。初期費用は20,000円から、月額費用は9,800円からとなっている。

モバイルEC中心設計でGoogleのモバイルフレンドリーアップデートやSEOにも最適、また機能性はクラウド型プラットフォームなので月一回のバージョンアップで最新性が保たれ、また基幹システムや外部ツールとの連携・独自機能追加などのカスタマイズにも対応しているのが特徴。

インフラはAWS(アマゾンウェブサービス)を利用し世界最高水準の安全性や安定性とともに最新技術のオートスケーリングなどを活用し、突発的な集中アクセスなどの高負荷にも対応できるとしている。

スマホ特有の課題にも対応

スマホ特有の課題にも対応

同社では、「ワンページカート」開発の背景として次のように述べている。今回、2015年に提供開始した「ワンページカート」の機能をさらに改良し、よりモバイルファーストに刷新することを主眼に開発された。

前回の提供からも、モバイルでのEC利用率は右肩上がりで上昇を続けており2018年のモバイル利用率は81.3%(※1)にもなっているという。このような状況下でも現在のショッピングカートはPCファーストで設計されているものがほとんどでモバイルでの購入には最適化されていないとしている。

そのため、世界的に見てもモバイルのカゴ落ち率はPC:67.1%に対して77.8%(※2)と10%以上も悪く大きな課題となってきた。その原因としては、モバイルユーザーは遷移するページが増えたり、情報入力が面倒なカートページだと離脱してしまうことが挙げられると指摘する。

上記の課題を解決するためには、遷移するページを極力減らし、情報入力をシンプルに行えるカートが必要だと考え、「ワンページカート」の開発に至ったのだ。

(※1)2018年版:スマートフォン利用者実態調査
(※2)Black Friday 2017 Cart Abandonment Stats - Barilliance

新「ワンページカート」の概要

新「ワンページカート」の概要

その上で、2015年より提供してきた「ワンページカート」をさらに買いやすいカートに改良することが必要と考え、よりモバイルファーストな新しい「ワンページカート」として刷新した。主な特徴や実装のポイントは次のようになっている。

◆【特徴】

[モバイルファースト設計]
モバイルを中心として考えられたUI/UX設計でモバイルの購入体験、カゴ落ちしないことを追求。

[ページ遷移の排除]
カートページからのページ遷移は排除し1ページ内で購入手続きが可能。

[最短ワンクリックで購入可能]
会員購入では最短1クリックで最短のステップで購入が可能。

[EFOの徹底]
入力内容の即時チェックなどの最新の入力補助機能(EFO)を搭載し、入力ストレスを軽減。

[デザインが容易]
カートページのデザイン自由度はそのままに、独自デザインが容易に可能。

◆【ワンページカート実装のポイント】

①ページ遷移を極力少なくし、1ページで購入が完了

②非会員購入(初めての購入する場合)での情報入力を必要最低限に集約し、モバイルでの入力のストレスを低減

③会員購入では、会員情報として保持している情報を利用し、必要最低限の確認のみで購入が完了

④項目チェックなどの入力補助のEFOを搭載し、入力のストレスを低減

⑤他ページ同様のデザイン自由度と簡単にデザイン可能

◆【利用料金】

無料

今回リリース予定の「ワンページカート」はオプション料金追加等の必要なく、標準機能として提供する。aishipR利用ECサイトでは管理画面の設定のみで当該ショッピングカートの利用が可能となる。

◆【利用開始】

2019年3月予定

ユーザーの離脱ポイントを減らす

このように「ワンページカート」は、画面遷移を排除し、購入完了までの流れをシンプルかつ速やかにしたショッピングカート機能だ。同社では、業界最短級のカートステップでユーザーの離脱ポイントを減らし、入力ストレスを低減することでCVR向上に寄与するとしている。

ECの面でも、ますますユーザーのスマホ利用率が増加している。一方で、ページ数の増加など限られたスマホ対応サイトの中で、コンバージョンまでつなげるためには、いくつもの課題があった。

aishipRの新しくなったワンページカートは、まさにこうした点に正面から対応するものであり、またPCやタブレット対応のECサイト構築もシームレスに可能となっていることから、サイト構築と成果向上に悩むショップオーナーにとっては心強い味方となりそうだ。

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