「信用スコア」の認知が25%まで上昇!【ネットプロテクションズ調べ】

ECのミカタ編集部

株式会社ネットプロテクションズ(本社:東京都千代田区/代表:柴田紳)は、「信用スコア」に対する意識調査を実施。その結果について報告した。

《調査概要》
調査名 :「信用スコア」に対する意識調査
調査方法:当社独自のインターネット調査
調査期間:2019年2月1日~2月6日
調査対象:全国の男女722名

「信用スコア」とは

個人が持つ様々な情報を集め、その情報をAIが分析・点数化することで、個人の社会的信用力を測るものだ。

「信用スコア」に応じて転職時や婚活マッチングサービス、融資の提供などにも影響を与えるというメリットがある。

海外では中国をはじめ欧米でもスコアリングサービスが提供され、「信用スコア」の利用は普及しつつある。

日本では、近年みずほ銀行とソフトバンクが共同で立ち上げた「J.Score」をはじめとし、NTTドコモやYahoo!、LINEなどが参入を表明したことで注目が集まっている。

実際に今回の調査でも、報道や記事で目にして知った人が前回調査から10ポイント増える結果となった。

認知度は上がるも、普及には消極的

認知度は上がるも、普及には消極的

「信用スコア」の認知度は5ポイント上昇し、約25%。男性のみで見れば全体で6ポイントアップしており、女性は16%が聞いたことがあると答えたのに対し、男性は34%が聞いたことがあると回答するなど、男女で大きな差が出ている。

しかし、「信用スコア」に賛成と答えたのは全体で35%と、前回の調査より1ポイント減少する結果に。
こちらでもやはり女性は27%、男性は44%が賛成と、ほぼ倍の差がついているようだ。

ユーザーの考える「信用スコア」のメリット・デメリット

ユーザーの考える「信用スコア」のメリット・デメリット

賛成派の理由は、「信用スコア」によって良い社会になることや、自分へのメリットを期待しているということが挙げられる。

反対派の理由としては、デメリットとして個人情報を流すことの抵抗や、監視されているように感じる、がトップ。他にも計算方法が不明瞭であることに不安を感じる声などの理由が挙げられている。

「信用スコア」は事業者ニーズ?

反対派の意見の中には「今のままでも、信用力の評価について不満なく過ごせて要るから」という意見もあった。

ネットプロテクションズはすでに「信用スコア」の算出に寄与する1億4000万件を超えるビッグデータを所有し、「信用スコア」への活用に向けて取り組みをすすめているが、あくまでユーザーが使うためのサービスである以上は、ユーザーの体感や必要性を知っておくことは大切だ。

 


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