「一括受領サービス」で受け取り時間も作業短縮!佐川急便の新サービス

ECのミカタ編集部

佐川急便株式会社(本社:京都府京都市/代表:本村正秀)は、スマート納品(R)導入顧客向けに荷受作業の効率化を実現するサービス「一括受領サービス」の本格運用を7月10日から開始した。

「一括受領サービス」で押印作業を削減

「一括受領サービス」で押印作業を削減

佐川急便は、2014年からEC事業者やショッピングモールなどの入荷作業の効率化を実現するスマート納品(R)を提供してきた。

導入企業からは入荷作業が大幅に効率化され、出荷までの作業にかかるリードタイム短縮が図れたなど好評を得ている一方で、大量の入荷時に必要になる受領印対応に負担を感じる声が多かった。

「一括受領サービス」は、この課題を解決すべく提供開始となった。

スマート納品(R)導入顧客で、かつ配達情報サービス利用している顧客に対して、システム上入荷が確認されている荷物についてはウェブ上で一括にて受領作業が可能となり、押印作業に費やす時間を大幅に削減することができる。

送り状のペーパーレス化により、環境にも配慮したサービスとなった。

スマート納品(R)とは

スマート納品(R)は、BtoBのサプライチェーンの中で、顧客の調達・仕入れから入荷・入庫・検品までのプロセスの業務改善を推進するサービスだ。

深夜・早朝を含む時間帯別納品の提供、および商品カテゴリー別・ロケーション別に事前の仕分けなどを佐川急便の中継センター・営業所などの大型施設で行い納品する。

これにより顧客の庫内作業における業務工数の削減を実現し、作業負荷軽減を可能とした。

トライアル運用で15%削減の効果も

本格的に運用する前に、愛知県大府市のリネット・ジャパン株式会社においてトライアル運用を実施した。

結果として荷受業務が平均15%効率化できたことが実証され、これにより作業時間の短縮や過去の入荷履歴の閲覧など、入荷作業のさらなる効率化に繋がり、高く評価されることになった。

この結果を受け、汎用サービスとして本格導入が決定。

大量入荷時の受領印対応というと、全体の流れからするとほんの些末なことに思われるかもしれないが、そうした細かい部分で作業を効率化することによって物流業界はますます加速していくことになるだろう。


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