9割が通信販売を利用!スマホを利用する人は35%で増加傾向【マイボイスコム調査】

ECのミカタ編集部

マイボイスコム株式会社(本社:東京都千代田区/代表:高井和久、以下「マイボイスコム」)は、16回目となる『オンラインショッピングの利用』に関するインターネット調査を2020年4月1日~5日に実施し、10,280件の回答を集めた。
その結果を発表する。

92.3%が通信販売を利用したことがある今、オンラインショッピングの決め手は

92.3%が通信販売を利用したことがある今、オンラインショッピングの決め手は

通信販売を利用したことがある人は92.3%という結果になった。

直近1年間のオンラインショッピング利用者が、店頭ではなくオンラインショッピングで購入する場面は、「価格が安い」が64.0%と最も多い結果に。

次いで「たまったポイントで商品が買える」が46.4%、「クーポンやキャンペーンなどがある」「配送料が割安」「店頭に欲しい商品がない」「持ち帰りしにくいものを購入する」が3割前後となった。

女性では、「クーポンやキャンペーンなどがある」「持ち帰りしにくいものを購入する」「店舗に行けない・行きたくない」の比率が高くなっている。

手段は40・50代を中心にパソコンが主流。スマートフォンは若年層向け

手段は40・50代を中心にパソコンが主流。スマートフォンは若年層向け

直近1年以内に利用した申し込み手段は、「インターネット(パソコン)」が利用経験者の84.2%と多いことがわかった。

そのうち、10回以上利用した人は5割弱。
40・50代では各50%台となっており、直近1年間に購入したものは「食料品、飲料、アルコール」「衣料品」「書籍・雑誌」が4~5割で上位にあがっている。

また、直近1年間に携帯電話・スマートフォンでオンラインショッピングを利用した人のうち、10回以上利用した人は35%で過去調査と比べて増加傾向にあり、特に女性の10~40代では4割を超える結果となった。
直近1年間に購入したものは「食料品、飲料、アルコール」「衣料品」が各4割強、「靴・バックなど衣類小物、装飾品など」「書籍・雑誌」「生活用品」が各3割弱。

パソコンで購入したものと比べて、「家電製品、AV機器・カメラ、携帯電話、スマートフォン」「パソコンなどコンピュータ関連機器」の順位は低く、「靴・バックなど衣類小物、装飾品など」の順位は高くなっている。

重視するのは「送料」「商品価格」「品揃え」

直近1年間のオンラインショッピング利用者にショッピングサイト利用時の重視点を聞いたところ、「送料が安い・無料」「商品価格」「豊富な品揃え」が6~7割で上位3位となった。

「割引サービス、キャンペーンなどが充実している」「クチコミ・レビューが見られる/書き込める」「欲しい商品の検索がしやすい」は、女性で比率が高くなっている。

一方でオンラインショッピングサイト利用時の不満点として、
「カードを持ってないのでクレジット払いだけのサイトが最近多くて困る」
「ポイント付与の仕組みが複雑で、研究しなければならないこと」
「たまに商品の写真が1枚2枚の時がある。いろんな角度からいろんな写真が見たい」
「検索で、価格が安い順などにしても、送料が含まれると高くなったりして、結局どれが一番お得な価格なのかがよくわからないこと」
といった消費者にとって扱いにくい点が多く挙げられている。

また、価格面での不満や対応に対する不満も多く、まだまだ改善点は多くありそうだ。

サービスの差別化を

調査の結果、今や9割がオンラインショッピングを利用し、特に40〜50代を中心にパソコンから、10〜30代を中心にスマートフォンからの注文が増えていることは、多くのWebマーケティング担当者は知っているだろう。

そうした中、差別化できるのはより消費者に対して親切でいられるかどうかだ。
今後のオンラインショッピングの発展に期待したい。

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