ECサイトの構築がスムーズになる『ecforceデザインテンプレート機能』の提供を開始へ

ECプラットフォームやD2C支援を展開する株式会社SUPER STUDIO（所在地：東京都目黒区、代表者：代表取締役CEO 林 紘祐、以下：SUPER STUDIO）は、ECサイトを容易に作れる「デザインテンプレート」の機能提供を開始することを公表した。

この先行導入事例として、韓国や日本で人気のメガインフルエンサー 「taeri」（テリ）がプロデュースするコスメブランド「CILY」のECサイト構築に活用されたという。

テンプレを選ぶだけでスムーズにECサイト構築

デザインテンプレート機能は予め用意されたデザインのテンプレートから用途に合ったものを選択するだけで、テンプレート通りにECサイトの構築ができる機能だ。

テンプレートとデザインパーツ（機能ごとのデザイン部品）を組み合わせることでブランド認知向上や商品販売などの目的に合ったサイト構成にカスタマイズできるのが特徴で、フロントコーディングやデザインのノウハウがないなかでもD2Cブランドとして世界観を表現したサイトの構築ができるという。

同社は、80％程度のデザイン制作コストを削減できるだけでなく、作業を内製化することでスピーディーにサイト改善のPDCAを回せるため、立ち上げフェーズのD2Cブランドや新商品のテストマーケティングなどでも利用可能だとしている。

デザインを順次追加予定

同社によれば、これまで自社でR&D事業としてD2Cブランドの運営を展開するなかで、データに基づいたUI/UXを追求し、得られたSUPER STUDIO独自のノウハウをテンプレートに詰め込んでいるとしている。

また提供開始直後は複数SKU（複数商品ライナップ）を販売する基本的なECサイトの構築に対応。その後テンプレートやデザインパーツのパターンを順次追加していく方針とのことだ。

CVR改善にも寄与

「D2CブランドのEC運営においてはブランドの世界観を表現したECサイトを構築することは必要不可欠ですが、それら質の高いECサイトを構築するためにはデザイナーやエンジニアによるECサイト制作がマストとなっており、コストや人員確保の観点から多くのブランドが課題を抱えています。特にUI/UXは実際のCVR（購入率）に直接影響するため、非常に重要な要素となりますが、初期のデザイン費に加えてCVR改善のための改修などを加味した予算を確保できないという課題を抱えるブランドが多く、本機能の開発に至りました」

「これまでecforceは、ECサイトの構築やその後の広告運用などに一定の投資をしながら、D2Cブランドとしての世界観を徹底的に伝えていくことを目指すブランドの支援を行ってきました。そのため、初期投資や運用コストをかけずにEC運営をされたいメーカーの支援を十分にできていませんでした。しかし、近年EC化の需要が高まりを見せていることを受け、より幅広い層のメーカーのご支援をすべく、その第1段施策としてデザインテンプレート機能の開発に至りました。今後もデザインテンプレート機能に限らず、幅広いメーカーのご支援をできるよう、新機能やサービスの開発を推進しています」

通常のサイト以上に、CVRがより重要となるECサイト。売り上げへも直結する部分だが、ゼロからサイトを構築するには、専門的知識や、制作業者への発注など、コストや手間がかかることも常だった。今回の新たな機能の提供により、スムーズにECサイトが構築できることになり、多くの事業者のビジネスを加速させることになりそうだ。