ユナイテッドアローズ公式ECが画像認識AIサービス『popIn Action』を導入 “楽しめるEC買物体験”を創出

ECのミカタ編集部

EC向け画像認識AIサービス「popIn Action」は、株式会社ユナイテッドアローズが運営する「UNITED ARROWS LTD. ONLINE STORE」へ提供を開始した。

類似アイテム検索機能を搭載

popIn株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:程 涛、以下 popIn)が提供するEC向け画像認識AIサービス「popIn Action(ポップイン アクション)」は、国内外の紳士服・婦人服・雑貨等を販売するセレクトショップを展開する株式会社ユナイテッドアローズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役 社長執行役員 竹田 光広、以下ユナイテッドアローズ)が運営する「UNITED ARROWS LTD. ONLINE STORE」へ2020年10月より提供を開始した。

今回提供を開始する「popIn Action」の“類似アイテム検索機能”を搭載することで、「UNITED ARROWS LTD. ONLINE STORE」上で販売している商品の中から、ユーザーが閲覧している商品と類似した画像の商品を簡単に探すことが可能となるという。それを通してサイトへ訪れたユーザーに対して快適なショッピング体験の提供に寄与することになる。

「UNITED ARROWS LTD. ONLINE STORE」に提供する機能

「UNITED ARROWS LTD. ONLINE STORE」に提供する機能

今回、「UNITED ARROWS LTD. ONLINE STORE」にて、popIn Actionが提供する「類似アイテム検索機能」が追加された。例えば、閲覧中商品の画像に対して、「似たアイテムをさがす」アイコンをクリックすると似ている商品の一覧を検索できる。

同社は、サービス提供の背景として、次のように述べている。

「『popIn Action』は、2019年4月から提供を開始した画像認識AIサービスで、閲覧中の商品に似ている商品を簡単に探せる『類似アイテム検索機能』が搭載されています。また、一般的なECサイトが保有する、過去のユーザーの購入・閲覧情報からレコメンドする協調フィルタリング方式のレコメンドサービスと併用いただけるサービス設計を行っている点も特徴の一つです。『UNITED ARROWS LTD. ONLINE STORE』では、日々サイトへ訪れるユーザーに対して利便性の高いECサイトを提供する中で、更なるユーザーへの価値提供を目指し画像認識AIの視覚的なナビゲーションの可能性を模索していました。この度、『popIn Action』を『UNITED ARROWS LTD. ONLINE STORE』に搭載することで、ユーザーが閲覧中の商品に似ている商品を簡単に検索できる『類似アイテム検索機能』によって、商品画像を軸とした比較検討が可能となり、満足度の高い快適なショッピング体験を提供します」

ECで「楽しめるショッピング体験」を実現

株式会社ユナイテッドアローズOMO推進部三木氏から次のようなコメントが出されている。

「popIn Actionは画像認識AIを活用した類似商品を検索するための機能に留まらず、視覚的に商品検索ができ、店頭での回遊に近い『楽しめるショッピング体験』を、Eコマースで実現できるソリューションだと捉えています。スタイリング画像から類似商品をレコメンドする機能もあるため、将来的に当機能も活用しスタイリングコンテンツとの組み合わせによる更なる利便性向上やクロスセルに繋げていきたいと考えています」

またpopIn社は、今後の展望としてpopInを通してEC事業者に対し、「popIn Action」の画像認識AI技術を提供することで、サイトへ訪れたユーザーが欲しい商品に快適にたどり着ける世界を実現していくとしている。popIn Actionは簡易な実装作業による導入が可能で、フロントエンドのデザイン変更をほとんど必要としないサービスとして存在感を示してきた。これまでの基盤と新たな展開によって、多くのEC事業者のビジネスを加速させることになりそうだ。

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