コロナ下の食品ECができることは?2020年注目記事7選!

濱田祥太郎

新型コロナウイルスの影響は止まることを知らず、食品ECにとっては厳しい状況が続いている。しかし、そんな中でもさまざまな工夫で売上につなげている事業者がいる。2020年に反響があった食品EC関連の記事を編集部でまとめてみた。今こそ取り組むべき広告戦略や販売戦略を学ぼう。

市場が変化した今こそECにチャレンジ! 食品業界のスペシャリストが語る“始めの一歩”

市場が変化した今こそECにチャレンジ! 食品業界のスペシャリストが語る“始めの一歩”右:リライズコンサルティング株式会社 代表取締役社長 中山裕介氏
左:MIKATA株式会社 代表取締役社長 小林敬介

https://ecnomikata.com/original_news/28596/

「大きく変化した食品EC市場に、事業者はどう向き合うべきか?」。食品業界に特化し、「売り物、売り手、売り方」を一気通貫でサポートするリライズコンサルティング株式会社の代表取締役社長 中山裕介氏と、MIKATA株式会社の代表取締役社長 小林敬介が対談を行った。
中山氏によると、クライアントのEC領域の売上は平均で約220%以上伸びており、最近では飲食店からの問い合わせが増加しているという。ECを展開することで、具体的にどんなメリットがあるのか?詳しく知りたい事業者は必見だ。

「市場を救いたい」代官山の割烹料理屋が2か月で1000万円売り上げたワケ

「市場を救いたい」代官山の割烹料理屋が2か月で1000万円売り上げたワケ

https://ecnomikata.com/original_news/27768/

外出自粛で多くの料理店が苦境にあえぐなか、ECを立ち上げて2か月で1000万円を達成した割烹があるーー。そう聞いて取材に訪れた。代官山にある「割烹 TAJIMA」の店主、田島和彦さんは豊洲市場に訪れた際、卸業者たちの疲弊を目にした。その場にある食材を買い込み、SNS上で支援を呼びかけた。
賛同した人たちは、何に惹きつけられたのか?田島さんが込めた思いを聞いた。

コロナ下の老舗くず餅屋はこうしてファンを獲得した 新卒2年目の担当者が挑んだSNS戦略とは

コロナ下の老舗くず餅屋はこうしてファンを獲得した 新卒2年目の担当者が挑んだSNS戦略とは広報担当の月岡紋萌さん(左)と通販事業部課長の川妻智彦さん

https://ecnomikata.com/original_news/28375/

東京・亀戸の老舗くず餅店「船橋屋」。10年にわたって続けてきたSNS戦略のコンセプトを変えた。きっかけとなったのは新卒2年目の広報担当者のひとことだった。ツイッターのフォロワーは5倍以上になり、ECの販売増にも大きく寄与した。ファン獲得の戦略について話を聞いた。

プロが撮れば売上が変わる!?食品画像にこだわるべき理由は一目瞭然

プロが撮れば売上が変わる!?食品画像にこだわるべき理由は一目瞭然

https://ecnomikata.com/original_news/27886/

食品ECでは素材や料理の写真が必須で、その出来栄えが購入につながるか否かを決めるといっても過言ではない。勝負どころではプロに頼んで、クオリティの高い写真を撮ってもらいたい。
この記事ではECのミカタのグループ企業であるソイコム株式会社の「低糖質パン」などを撮影してもらった。自社では出せないクオリティにスタッフも脱帽だった。

食品ECへの挑戦。コロナ影響下で活路を見出した3店舗

食品ECへの挑戦。コロナ影響下で活路を見出した3店舗

https://ecnomikata.com/original_news/26884/

ECを立ち上げてピンチを乗り切ろうとする3社に話を聞いた。
それぞれ宮城・気仙沼、長崎・西海、石川・羽咋(はくい)という首都圏から遠く離れた地域で特産物や料理を提供している。もともと実店舗を運営していた3社だが、コロナがECに力を入れるきっかけになった。それぞれが新しい販売方法を手に入れ、状況を打開する過程を追った。

ギフト強化で500%、名高い洋菓子店『京都北山マールブランシュ』のギフトECサイト戦略とは

ギフト強化で500%、名高い洋菓子店『京都北山マールブランシュ』のギフトECサイト戦略とはマールブランシュ事業部 あべ松大 氏

https://ecnomikata.com/original_news/27411/

「巣ごもり消費」の拡大で、ギフト系のECサイトが注目されている。ギフトECを活用して贈り物をする人が増えたからだ。「京都北山マールブランシュ」を展開する株式会社ロマンライフは、EC強化を前提とした社内のマーケティング方針の見直し、あわせて戦略的な社内システム全容の再設計に着手。成果を出した。担当のあべ松大さんが解説する。

日本酒が再興するために必要なブランディングを考える

日本酒が再興するために必要なブランディングを考える左:株式会社chipper 代表取締役 十時悠径氏
右:社外顧問 中山雄介氏

https://ecnomikata.com/original_news/26623/

D2Cビジネスモデルの設計から販売・運用までをサポートする株式会社chipperに、日本酒ビジネスについて聞いた。日本酒の需要は国内では減少傾向だが、海外のポテンシャルは拡大している。国内ではあまりPRされていない日本酒の歴史や、酒蔵ごとのポリシーなどに着目すれば、有効なブランディングになるという。
個々の酒蔵がいますぐにでも取り組めるノウハウが盛りだくさんだ。


記者プロフィール

濱田祥太郎

新卒で全国紙の新聞記者に4年半従事。奈良県、佐賀県で事件や事故、行政やスポーツと幅広く取材。東京本社では宇宙探査や宇宙ビジネスを担当。その後出版社やITベンチャーを経てMIKATA株式会社に入社。ECのミカタでは行政、規制系・老舗企業のEC事例に興味があります。千葉県我孫子市出身。

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