GMO-PG、返金・送金の受取方法にAmazonギフト券を追加 EC・オンラインサービスでの返金・送金の受取が現金以外でも可能に

ECのミカタ編集部

GMOインターネットグループにおいて、総合的な決済関連サービス及び金融関連サービスを展開するGMOペイメントゲートウェイ株式会社(東証一部:証券コード 3769、代表取締役社長:相浦 一成 以下、「GMO-PG」)は、「GMO-PG送金サービス」において、事業者から利用者への返金・送金の受取方法として新たに「Amazonギフト券受取」を追加したと発表した。

これにより「GMO-PG送金サービス」を利用する事業者は、利用者に対する返金・送金が発生した際、利用者の受け取り方法のニーズに合わせ、「銀行振込」とセブン銀行ATMで受け取れる「ATM受取」、そして新たに加わった「Amazonギフト券受取」から選択できるようになる。

EC市場の拡大とともに事業者から利用者への返金・送金が増加

近年、日本国内のEC市場は拡大し続けており、2019年のBtoC EC市場は前年比7.6%増の19.3兆円に、同年CtoC EC市場は前年比9.5%増の1.7兆円に拡大した。

さらに、最近では新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、個人が持つスキルや知識を個人や企業とシェアするオンラインスキルシェアサービスに注目が集まっている。

このようにEC市場が拡大するにつれ、ネットショッピングでのキャンセルや、チケット・旅行運賃の払い戻し、クラウドソーシングやフリーランス等への報酬の送金、オークション・フリマアプリの出品者への代金の送金など、事業者から利用者への返金・送金が発生する場面も多様化しながら増加している。

「Amazonギフト券受取」で多様なニーズに応える

このような背景を踏まえ、GMO-PGは、EC・オンラインサービス事業者向けに提供している、返金・送金業務を効率的かつ安価に行える「GMO-PG送金サービス」において「Amazonギフト券受取」を新たに追加し、利用者の返金・送金の受取方法を拡充するに至ったという。

これにより、「GMO-PG送金サービス」を利用しているEC・オンラインサービス事業者は、利用者の返金・送金の受取方法として、従来の「銀行振込」とセブン銀行ATMで受け取れる「ATM受取」に加え、「Amazonギフト券受取」も選択可能となり、より多様なユーザーのニーズに応えられるようになる。

また、EC・オンラインサービスの利用者は、返金・送金を受け取る際に、現金だけでなくAmazonギフト券での受け取りも可能となるため、自身の銀行口座情報をEC・オンラインサービスに登録する必要がないうえ、時間や場所を問わずに返金・送金を受け取ることができるようになる。

返金・送金が即座にAmazonギフト券残高に反映

「Amazonギフト券受取」は、EC・オンラインサービス事業者から個人宛てに送る返金や送金において、Amazonギフト券を送付する機能だ。Amazonギフト券は、総合オンラインストア「Amazon.co.jp」はもちろん、Amazon Payを導入するECサイトでの買い物にも利用することができる。

利用者はEC・オンラインサービス事業者からの「Amazonギフト券受取」での返金・送金内容を確認した後、自身のPCやスマートフォンで「Amazon.co.jp」にログイン、あるいはログイン画面からアカウントの新規作成を行うことで、即時にAmazonギフト券残高に受け取った分の返金・送金額が反映される。

銀行口座やキャッシュカードは不要で、PCやスマートフォンがあれば、時間や場所を問わず受け取ることが可能だ。

ただし、「Amazonギフト券受取」で返金・送金可能な金額は、1件あたり10万円が上限で、利用者1人が1日に受け取れる返金・送金合計額も10万円が上限となっている。

何らかの理由でEC・オンラインサービス事業者からの返金・送金が発生した場合、当初の決済方法に関わらず、返金・送金はいまだに現金で行われることが少なくない。

現金での返金・送金となる場合、利用者にとってはEC・オンラインサービス事業者に自身の銀行口座情報を共有するという手間が加わることになる。

一方、AmazonのヘビーユーザーやAmazon Payを導入するECサイトをよく利用する人にとって、Amazonギフト券は限りなく現金に近い感覚で利用できる。「Amazonギフト券受取」の追加が、利用者の利便性向上につながることは間違いないだろう。

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