約7割が「ECでの購入機会、増える」 KDDIエボルバが最新レポートを公表
株式会社KDDIエボルバ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:若槻肇、以下KDDIエボルバ)は、EC・通販を利用した商品購入時の情報収集や新サービスに対する消費者の最新の行動実態・利用意向、ニーズ把握を目的に、半年以内に商品・サービスの情報収集などを行っている。
今回、同社は非対面チャネルで有形商材を購入した727人を対象に調査を行った「EC・通販ユーザー動向調査レポート“速報版”」を公表した。ここではその概要についてポイントを絞って見ていく。
約7割が非対面の購入が「増えている・増える」
『コロナ以前(2020年1月以前)とコロナ以降(2020年2月以降)とで、【ECサイトや通販などオンラインや電話などの非対面】で購入する機会に変化はあったか』の問いに対し、約7割が「増えている・増えると思う」と回答した。
「減った・減りそう」と回答したのは4.3%に留まり(図1)、アフター・コロナの先行きが不透明な状況下において、EC・通販を利用した購入機会の一層増加が見込まれる結果となった。
情報源としても利用が進むECモール
『普段から利用している情報源について、あてはまるもの(複数選択)』の回答(全体傾向)では、購入目的の有無にかかわらず、普段からECモールを情報源として利用する人が6割以上存在し、公式Webサイトを5割近く利用していることが明らかになった(図2)。なお、年代別に分解した場合、情報源の傾向値に違いがみられた。
増える既存企業のEC参入、EC利用者も引き続き増加
今回の調査(速報版)でも顧客の属性によって変化する、参考にしている情報源や口コミなどの購入意欲への影響度などを明らかされた。調査結果からは、2020年、コロナ禍で対面接客・販売が困難になった企業が大手ECモールへの参画や、独自の通販サイト・ECサイトの立ち上げなど非対面販売が拡充されたことがうかがえる。
また外出自粛による実店舗からの置き換えでEC・通販経由で商品を購入する消費者が増加したことが浮き彫りとなった。その貴重なデータは、自社商材やターゲット層に寄り添った販売戦略やCS・CX向上施策の検討・立案などもで活用できそうだ。