DHL、EC物流にフォーカスした“グローバル広告キャンペーン”を開始

ECのミカタ編集部

ドイツポストDHLグループ(ドイツ・ボン:フランク・アッペルCEO)は、Eコマース(EC)の分野でのリーディングポジションを強化するためのグローバル広告キャンペーンを開始した。

8月16日より展開を開始

DHLが新たな世界的広告キャンペーンを開始した。日本では、東京・関西・中京エリアを中心に、テレビCMをはじめ、交通広告、様々なオンラインメディアでの広告を、8月16日より展開している。なお日本では、オンラインメディアでのみ英語版のCM展開を行うという。

同広告キャンペーンでは、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」でおなじみのイギリス人俳優トム・ホランダー氏が、ここ数年で急速に成長したECについて、韻を踏んだリズムで説明するユニークなナレーションと、ミックスメディアの手法を用い、視覚的にも興味を掻き立てるテレビCMが制作された。

テレビCMでは、まだEC事業者や物流業者が、需要を把握しそれに応じることが容易であったEC発展の初期の頃から、オンラインショッピングが生活の一部として定着していくまでのストーリーを描いており、急増する企業からDHLへのニーズと“加速するクリックに応える“ことを伝える内容となっているという。クリエイティブは、DHLの広告代理店である180Amsterdamによって制作されている。

激変するEC市場で展開する事業者を支援

激変するEC市場で展開する事業者を支援

DHLエクスプレスのCEO、ジョン・ピアソン氏は次のように述べている。

「パンデミックによりさらにデジタル化が進み、ECはわずか数か月の間にほぼ十年分の成長をしました。この間、既存のオンラインショップはさらなる成長をみせると同時に、EC事業に新規参入する企業も多く現れました。ロジスティクスのエキスパートとして、DHLは企業が成長市場の恩恵を最大限に受けられるよう支援するとともに、様々なブランドが明日のグローバルブランドになるようサポートをして参ります。特に、エクスプレスデリバリーの活用は、消費者の購買行動を促し、ロイヤリティを高めることにつながっており、動きの速いEC市場にとって、とても有益なソリューションです」

EC消費者の“加速するクリック”に応える

今や越境ECは、単にDHLの企業ビジネス戦略の一部というだけではなく、世界貿易にとって重要かつ成長のコアファクターとなっているようだ。DHLには、スピード配送として、220以上の国と地域で展開されているエクスプレスサービスがある。またウェブサイトのヘルスチェックなど、企業のオンラインのプレゼンスに関するアドバイスも提供してきた。

さらに国際的なロジスティクス企業であるDHLは、この急成長を見せるEC市場で、単に信頼性の高いデリバリーサービスを提供するだけでなく、企業にECビジネスを成功に導くためのソリューションも提供してきた。

越境ECは新型コロナウイルスのパンデミックにより急激に拡大し、この十数年で経済成長の重要な分野となっている。業種や企業規模に関わらず、あらゆる企業がデジタル化や需要拡大に対処する必要がある。

そうした市場動向の中で、ECと国際輸送プロセスに精通したグローバル・ロジスティクス・プロバイダーであるDHLは、オンラインショッピングの“加速するクリック”に応える新たな施策に乗り出したことになり、今回のキャンペーンを通して、さらに訴求力を高めることになりそうだ。

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