「楽天スーパーロジスティクス」、神奈川県大和市で新物流センターの稼働を開始

ECのミカタ編集部

楽天グループ株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷浩史)と日本郵便株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長兼執行役員社長:衣川和秀)の合弁会社であるJP楽天ロジスティクス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:諫山親)は、「楽天市場」出店店舗向けの総合物流サービス「楽天スーパーロジスティクス」の物流センターとして、神奈川県大和市の「Rakuten Fulfillment Center Chuorinkan(楽天フルフィルメントセンター中央林間)」の稼働を開始した。

新物流センター開設で処理能力向上へ

「楽天スーパーロジスティクス」は、「楽天市場」出店店舗の商品の保管から出荷までを一括して受託する総合物流サービス。「ワンデリバリー」構想のもと、千葉県市川市、流山市、習志野市、大阪府枚方市および兵庫県尼崎市の物流センターにて、商品の保管から出荷まで、高品質な物流サービスを提供し、安定したEC店舗運営に寄与してきた。

これらの既存の物流センターが順調に稼働率を上げていることから、今回新たに物流センターを開設し、本サービスのさらなる処理能力向上を図る。

新センターにおいては、これまで培ってきた倉庫内オペレーションのノウハウを生かし、倉庫運営のさらなる効率化・省人化に取り組む構えだ。「楽天スーパーロジスティクス」の拠点は、今後も順次拡大予定だという。

新物流センター概要

神奈川県大和市で稼働を開始した新物流センターの概要は下記の通りだ。

・名称: Rakuten Fulfillment Center Chuorinkan
・物件名: ニッセイロジスティクスセンター横浜町田(ダイワコーポレーション横浜町田営業所)
・所在地: 神奈川県大和市中央林間7 丁目12 番2 号
・延床面積: 約28,000坪(約9.5万平米)
・賃借面積: 約12,000坪(約4.2万平米)
・建物階数: 地上5階建

宅配便の取り扱い数は10年で1.5倍に

2010年以降、国内の宅配便の取り扱い数はほぼ右肩上がりで伸びており、2010年と比較すると2020年は1.5倍にまで拡大している。これに呼応するようにして物流コストの上昇や物流現場の人手不足、ドライバーの長時間労働などが社会問題化しており、EC事業者にとっても見過ごせない事態となっている。

こうした状況を踏まえると、楽天グループのような大手プラットフォームが独自の配送網を構築することはリスクヘッジであると同時に、社会的責任でもあり、ビジネスの基盤をさらに盤石にするうえで自然な流れと言えるだろう。

ECのミカタ通信22号はこちらから


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事