「GMOクラウドEC」が「新規受注登録API」をリリース、外部システムの注文データの一元管理が可能に

ECのミカタ編集部

GMOメイクショップ株式会社(代表取締役社長:向畑 憲良)は、同社が提供するECサイト構築ソリューション「GMOクラウドEC」のASPをベースにカスタマイズが可能な「MakeShopエンタープライズプラン」において、「新規受注登録API」の提供を開始したと発表した。

これにより、「MakeShopエンタープライズプラン」を利用しているEC事業者は、コールセンターやFAXで受け付けた注文や、基幹システムなど外部のシステムで生成された注文情報も「MakeShopエンタープライズプラン」の基盤であるASP「MakeShop byGMO」内に取り込み決済処理までを実行することで一元管理が可能となる。

必要な機能のみをカスタマイズできる「MakeShopエンタープライズプラン」

GMOメイクショップは、低コストで本格的なネットショップを作成できるASPサービス「MakeShop byGMO」を2004年に提供開始し、2012年以降9年連続で年間総流通額が業界No.1を達成している。

2021年3月には、ECサイト構築における多様なニーズに対応するため、カスタマイズ対応ECサイト構築ソリューション「GMOクラウドEC」の提供を開始。「GMOクラウドEC」では、カスタマイズレベルや解決すべき課題に応じで選べる3つのプランを用意している。

その中で「MakeShopエンタープライズプラン」は、ASPの「MakeShop byGMO」をベースに追加で必要な機能のみをカスタマイズできるため、開発期間が短く、コストを抑えつつも自社の販売方法に合わせてECサイトをカスタマイズしたいという事業者に選ばれている。

「注文データを一元管理したい」という要望に応えて開発

「MakeShopエンタープライズプラン」を利用する始業者からは、「基幹システムなど外部のシステムと連携したい」という要望が特に多く、これまでもECサイトの基盤である「MakeShop byGMO」と基幹システムの間に連携システムを構築し、APIによるデータ連携を可能にするカスタマイズに対応してきた。

それでも、コールセンターやFAXで注文を受け付けている通販事業者や、他社システムで構築されたECサイト・自社モールなど複数のECサイトを運営している事業者からは、業務効率化のため本店ECサイトの基盤である「MakeShop byGMO」のシステム上で注文データを一元管理したいという声が寄せられていた。

そこで同社は、「GMOクラウドEC」の「MakeShopエンタープライズプラン」において、外部システムの注文情報を取り込み可能にするAPIを開発。まず、2021年8月には、POSシステムなど外部のシステムで決済が完了した注文データを取り込める「外部注文データ登録API」をリリースし、今回新たに、決済処理まで実行できる「新規受注登録API」の提供を開始した。

外部システムの注文情報の一元管理が可能に

本APIのリリースにより、「GMOクラウドEC」の「MakeShopエンタープライズプラン」を利用しているEC事業者は、「新規受注登録API」に申し込むことで、外部システムの注文情報をECサイトの基盤である「MakeShop byGMO」へ取り込み決済処理を実行することが可能となる。

基幹システムや、電話・FAXによる注文、他社システムで構築されたECサイトや自社でモールを運営している場合の注文情報に加え、顧客情報なども「MakeShop byGMO」で一元管理できるようになり業務効率化が期待できる。

また、ECサイトの決済ページのみ「MakeShop byGMO」の機能を使わずに独自に作成したいという事業者や、単品通販を行う事業者がフォーム一体型のランディングページを作成する場合にも、本APIにより注文情報を取り込み「MakeShop byGMO」で受注処理を行うことができるようになる。

EC事業者にとって、異なるシステムで取得した注文情報や顧客情報の一元化は受注業務の効率化に欠かせない。今回のAPIリリースは、受注現場の負荷軽減につながる嬉しい知らせとなりそうだ。

ECのミカタ通信22号はこちらから


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事