EC構築『aiship』の住所がわからなくても贈れる『ソーシャルギフト』機能が中小企業の独自ドメインでも利用可能に

ECのミカタ編集部

株式会社ロックウェーブ(本社:滋賀県大津市、代表取締役:岩波裕之、以下「ロックウェーブ」または「同社」)が提供するクラウド型ECサイト構築システム「aishipシリーズ」で運用するECサイトにおいて、ギフトを贈る相手の住所を知らなくてもメールやLINEなどのSNSを通じて気軽に贈ることができる『ソーシャルギフト』の機能が導入可能になった。

ブランドイメージとユーザー満足度を高める

クラウド型ECサイト構築システム「aishipシリーズ」で運用するECサイトでは『ソーシャルギフト』の機能が導入可能になる。それによりユーザが商品を購入し知人等に贈る際、受取る人の住所を知らなくてもSNS等を通じて気軽に贈ることができるようになるとともに、商品を受取る人が自ら配送場所・日時を指定できるため、都合に合わせた配送が可能になる。

また同社は同サービスについて、新たなユーザの感動が創造できる『GIFT DX』として、新形態のソーシャルギフトへのEC対応を中小企業も容易に導入できるようにし、ブランドイメージとユーザー満足度を高め、それらを通して中小EC事業者を支援するものだとしている。

◆ユーザーの「ソーシャルギフト」利用の流れ

SNSでのみ、つながっている住所を知らない友人に「生ウニ」を贈る場合

▷1.贈る人:ギフト選定・決済

ソーシャルギフト対応しているECサイト内で、お気に入りの生ウニを選択しカートに入れ、配送先と配送日時の入力不要で決済(贈る人は受取る人がいつどこで食べたいかを考える必要なく購入可能)

▷2.贈る人:専用URLのシェア

決済完了後に発行される「専用URL」をSNSで友人にシェア

▷3.受取る人:受け取り場所と日時設定

友人が自ら配送先住所と配送日時を設定し、食べたい場所に食べたい時間にお届け

具体的な活用事例

具体的な活用事例

同社は、ソーシャルギフト機能を導入することで、以下のようなことが自社ECサイトで実現可能だとしている。

◆住所を知らない人に鮮度のある商品を贈る

SNSのみで繋がっている、住所を知らない友人に、お気に入りの生ウニ(鮮度が重要で、受取場所や日時を受取る人が指定したい商品)を贈りたいとき、贈る人は購入してプレゼント通知をするだけで、受取る人が受取場所や受取日時も指
定できて、美味しさまでしっかり共有できる。

◆サプライズで贈る

遠距離恋愛の恋人にサプライズでアクセサリーをプレゼントしたい時、在宅予定を聞き出すことなく、突然の連絡で贈れる(恋人の受取は好きな場所で好きな時間に)。

◆たくさんの人に贈る

結婚内祝いで、たくさんの人に”お米のギフト”を返礼で贈りたい時、相手先全員の住所を知らなくても(1件ずつ送り先の住所入力しなくとも)、購入支払い完了後にギフト通知を対象者にするだけで贈れて、受取る人は自由に受取先と日時を指定して受取ることができる。

デジタルでつながる時代だから

公表に際して同社では次のように述べている。

「食品・ギフト向けECサイト構築クラウドシステム『aishipGIFT』では、未だ知られていないが本当に必要とされる機能を積極的に私たちが考案し開発提供して、食品・ギフトECをリードし、顧客繁栄とユーザ感動を目指しています。昨今ギフト市場では『SNSのみでつながる人に贈りたい』『気軽にプレゼントを贈りあいたい』『受取場所や時間を受け取る人が設定したい』といったニーズが渦巻いています。

また近年、防犯や個人情報漏洩防止の観点から他人に居住場所を教えることに抵抗をもつ人の割合も増えてきています。そうした中ソーシャルギフトはこれらのニーズを満たせるため、より利用されていく新たなギフト形態になっていくと確信しています。そこで新たなユーザの感動が創造できる『GIFT DX』として、新形態のソーシャルギフト対応を中小企業が容易に導入できるようにし、ブランドイメージ向上や新規ユーザやリピーター獲得を高め、中小企業EC事業者の最新化と繁栄にも寄与できるようASPで国内初となる『ソーシャルギフト機能』の開発を開始いたしました」

同社も述べているように新型コロナウイルスによる感染拡大の影響もあり、より手軽にかつ非接触でプレゼントを届けたいというニーズは高まりをみせている。特に近年ではSNS上でのコミュニケーションから、つながりを深めてネット上での人間関係が構築されることも珍しくなくなっている。そうした中、ECやSNSのプラットフォームを通して実際の品物をギフトとして送る機能は、まさにそのニーズに対応したものと言え、中小EC事業者にも新たな商機をもたらすことになりそうだ。

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