はぴロジ×エフ・ジェイロジ、越境ECやクイックコマースを含む流通インフラプラットフォームの構築へ

ECのミカタ編集部

株式会社はぴロジ(本社:大阪市西区、代表取締役社長:園田有希生)は、業務提携パートナーである株式会社エフ・ジェイエンターテインメントワークス(福岡県福岡市、代表取締役:古賀靖教)が、新会社「エフ・ジェイロジ株式会社」(福岡県福岡市、代表取締役:藤田尊文)を設立したこと伴い、エフ・ジェイロジと流通インフラプラットフォームの構築に向けて協業すると発表した。

はぴロジとエフ・ジェイロジの取り組み

はぴロジは商材に応じた最適な物流プラットフォームを構築している。例えば、リピート通販向けには「リピート品マスタ」を実装し、倉庫作業において同梱物の指示を明確にすることで効率化や正確性を向上している。

また、日本全国130拠点以上の物流倉庫とつながっており、新型コロナウイルス感染症によるパンデミックや天候災害、予約販売などの受注波動の対策として、「止まらない」物流体制を構築することができる。例えば、関西九州方面の出荷拠点としてエフ・ジェイロジを利用し、関東の拠点として別の倉庫を組み合わせて利用することで、バーチャルな全国物流網を構築することが可能だ。

今後の展望①:越境EC支援

福岡は空港と中心部が近く、かつ中国・韓国を中心としたアジアへの玄関口と言われる立地から、輸送コストを抑えて海外に商品を送ることができる。

コロナ禍で訪日観光客が減る中、海外消費者へ日本の商品を届ける手段として、越境ECへの需要が高まっている。はぴロジが提供するクラウド型流通統合制御システム「logiec」は、越境モールと既存の国内物流をシームレスに連携することでEC事業者の海外進出を支援する。

今後の展望②:クイックコマースの推進

福岡の特性として、都心部と住宅街が近接したコンパクトシティであること、平坦な土地が多いことが挙げられる。これらは東京などの大都市で発展を見せている自転車配送などに有利な条件であり、福岡がクイックコマースの一大展望地であることを示している。

現状のECは翌日配送が一般的だが、今後は即配便や当日時間指定などが普及していくと予想される。はぴロジはこれらのクイックコマースとの接続を推進し、消費者に新たな購入体験を提供する流通インフラプラットフォームを構築していくという。

ライブコマースやクイックコマース、越境ECなどECの発展は目覚ましいが、物販系ECを陰で支えているのはやはり物流だ。EC におけるサービス間をつなげることに強みを持つはぴロジと、強⼒な物流拠点ネットワークと優れた物流品質を有するエフ・ジェイロジの協業による、物流のさらなる進化に期待したい。

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