コマースファクトリーと「カラーミーショップ byGMOペパボ」がEC/D2C事業支援で協業を開始

チャネル横断のEC/D2C事業支援やECの知識や経験をシェアするコミュニティ「ECオタク」を手がける株式会社コマースファクトリー（代表取締役社長：岡本 駿平）は、GMOペパボ株式会社（代表取締役社長：佐藤 健太郎）が運営するネットショップ作成サービス「カラーミーショップ byGMOペパボ」と協業を開始したと発表した。

ボトルネックがEC事業への参入・成長の妨げに

2020年より続くコロナ禍により、商品流通手段としてECの重要性がより一層高まっている。外出自粛の影響により、実店舗ではなくインターネット経由で商品を検索・購入する消費者の増加を踏まえ、ECモールへの出店や自社ECの立ち上げなど新たに非対面での認知・流通経路の拡充に舵を切る企業もまた増加している。

しかし、BtoCにおける国内のEC化率は世界全体から見ると未だ低い水準にあり、特に国内の全企業のうち99.7%を占める中小企業においては「ECに関する知識やノウハウの不足」「人員不足」「資金力不足」などの要因がボトルネックとなりEC事業への参入や成長の妨げとなっている。

連携で包括的な支援体制の確立へ

こうした状況の中、EC/D2Cに課題を感じている企業のため、ECプラットフォームやECコンサルタント等のEC/D2C支援事業者に求められる役割の重要性も高まってきている。

そこで、自社EC・楽天市場・Amazonなど各販売チャネルに精通したプロフェッショナルによるEC/D2C事業支援を手がけるコマースファクトリーと、2005年のサービス開始から多くの企業・個人のECショップ開設を支援してきた実績を持つネットショップ作成サービス「カラーミーショップ byGMOペパボ」は、それぞれが持つ強みを活用して包括的な支援体制を確立し、各事業者に最適な支援を提供することを目的に、今回の連携に至った。

両者の知見を活かしたEC/D2C事業支援を提供

両者は今後、下記の2点を中心として協業を行う予定だという。

①EC/D2C事業支援（事業立ち上げやマーケティング支援）
コマースファクトリーと「カラーミーショップ byGMOペパボ」が持つそれぞれの知見を活かしたEC/D2C事業支援を提供する。

ECに関する専門家が多数在籍するコマースファクトリーと「カラーミーショップ byGMOペパボ」との連携により、幅広い領域の事業者に対応可能な包括的なEC/D2C支援体制の確立が見込める。EC/D2Cの立ち上げから集客、売上の拡大に向けた提案型の課題解決など、各事業者に寄り添ったオーダーメイドのEC/D2C事業支援に取り組む。

②セミナーの共同開催
EC/D2C事業支援の一環として、EC/D2Cに関する共同セミナーを定期的に開催。新たにEC/D2Cを立ち上げたい人、すでにEC/D2Cに取り組んでいてさらに売上を伸ばしたい人など、EC/D2Cに関心を持つ事業者の各フェーズに合わせたセミナーを適宜企画していく。

コロナ禍でEC利用が拡大したといわれるが、日本のEC化率は世界のEC先進国に比べるとまだまだ低い水準であり、さまざまな理由から「ECをやりたくてもできない」事業者も少なくない。両者がタッグを組むことで、EC事業参入のボトルネックが軽減されることを期待したい。