お寺のためのECサイト【おてらのマーケット™】がオープン

ECのミカタ編集部

株式会社AVENIL(本社:北海道札幌市 代表:森(旧姓:遠島)光顕)は、仏教寺院向けのECサイト「おてらのマーケット™」を開設した。

仏具や法衣など必需品を提供

日本最大級となる268以上の寺院ネットワーク「お寺の窓口」を運営する株式会社AVENIL(以下「AVENIL」または「同社」)は、仏教寺院向けのECサイト「おてらのマーケット™」を開設した。

同社は、「おてらのマーケット」によってコロナ禍で高まったEC需要に焦点を当て、お寺に必要な仏具や法衣などの必需品を提供し、消費者のニーズに応えていくとしている。また、これまで寺院業界に関わりのなかった企業の参加も歓迎するとのことだ。

「おてらのマーケット」概要

「おてらのマーケット」概要

[名称]
おてらのマーケット

[開設日]
2020年10月17日(月)

[取扱商品]
仏具、法衣、雪駄、椅子、机、書籍、消耗品など、お寺に関わりのある商品全般

ECでお寺もエンパワーメント

公表に際して同社では次のように述べている。

「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の日本国内での感染拡大に伴い、インターネットの通信販売の需要が拡大しているため『おてらのマーケット™』を開設致します。新たな販売チャネルを提供し、お寺業界や関連産業の底上げを図ります。また、お寺業界へ参入したい企業(小売)とお寺とのマッチングが『お寺の窓口』のネットワークで可能となり、新たなお寺の顧客を増やすことを目的とします」

「お寺の窓口」は、お寺文化や心の在り方などをより多くの人々に伝えることを第一義の目的としており、さらに「お寺のための勉強会」「仏具等を提供するモール運営」、それらに加えて企業と連携してカウンセリングや人財育成事業も展開してきた。

一方で、日本社会と日本人の死生観に深く根差してきた伝統仏教と寺院だが、近年は特に大都市部での地域コミュニティーの希薄化や少子高齢化により、多くの寺院が運営に課題を抱えている現状も感じていたそうだ。こうした課題に対応するひとつの切り口が「おてらのマーケット」だ。これまで、一般的に必ずしもECと親和性が高いとは思われてこなかったであろう仏教寺院の運営において新たな活路を見出し得るのも、まさにECの持つ力と言えそうだ。

ECのミカタ通信23号はこちらから


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事