iKala、伊藤忠商事とパートナー契約　台湾への越境ECを支援へ

iKala Japan（アイカラ ジャパン）株式会社（本社：東京都渋谷区、以下「iKala」、または「同社」）は、伊藤忠商事株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長COO：石井 敬太、以下「伊藤忠商事」）と、同社の台湾現地法人である台灣伊藤忠股份有限公司（本社：台湾 台北、董事長：松井学、以下「台湾伊藤忠」）を通じて、パートナー契約を締結した。

顧客事業に合わせたプランを用意

AI分析を通じたインフルエンサーマーケティングプラットフォームを提供する、台湾のiKala Interactive Media Inc.の日本法人であるiKala Japanは、伊藤忠商事と同社の台湾現地法人である台湾伊藤忠を通じてパートナー契約を締結した。同社は、このパートナー契約に基づき、伊藤忠商事および台湾伊藤忠とともに日本企業に対して台湾へのEC販売支援サービスの提供を開始するとしている。

さらに今回のパートナー契約によって、顧客の状況に応じた台湾EC販売を総合的かつ段階的に構築支援するサービスを提供。日本企業の顧客ニーズに合わせ、①越境ECプラン(日本出荷モデル)と、②ECフルフィルプラン(台湾出荷モデル)の２つのプランを提供し、台湾へのEC販売における初期検討から実行までを支援するとのことだ。

各プランの概要

◆越境ECプラン (日本出荷モデル)：

日本に在庫を置き、ECサイトを介した注文ごとに台湾の消費者へ配送するモデル。日本にすでにECサイトがある場合は台湾の大手ECプラットフォームとのサービスを連携することで、気軽に台湾へ越境EC販売を行うことが可能だとしている。台湾消費者からの問い合わせや通関対応に関しても台湾のECベンダーにてサポートする。

◆ECフルフィルプラン (台湾出荷モデル)：

台湾に在庫を置き、ECサイトからの注文を受け、すぐに台湾消費者に配送することができるモデル。台湾内での返品交換対応が必要となる場合に適しているとしている。台湾における「プロモーション・物流・コンタクトセンター」等の台湾で販売する上で必要となる機能を総合的に支援する。

台湾への越境EC支援が加速

iKalaが提供する台湾で最大の導入実績を誇るインフルエンサーマーケティングプラットフォームである「KOL Radar（ケーオーエルレーダー）」は、独自のAI技術とビッグデータを活用し、Facebook、YouTube、Instagram、TikTokのKOL（キーオピニオンリーダー）データ、フィルター、データトラッキング、効果分析などのワンストップ解析を支援している。

インフルエンサーデータおよび1億件以上のコンテンツデータを保有しており、これを活用して企業の届けたい商品やサービスとの「相性」をデータ化し、定量的にインフルエンサーを導き出すことを可能としている。結果として、ネットマーケティングを行いたいD2C企業に最適なインフルエンサーを提案し、両者を結びつけることができるものとなっている。

今回そのiKalaが伊藤忠商事とのパートナー契約締結を通して日本企業に対する台湾へのEC販売支援サービスが提供されることとなった。両社は、今回提携とサービス提供を通じて日本企業への台湾EC販売支援を一段と加速させることになりそうだ。