越境EC「取引数が多いファッションブランド」発表 楽天・FROM JAPAN調査

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ECのミカタ編集部

「楽天ラクマ」と「FROM JAPAN」、越境取引における国・地域別ファッションブランドの人気ランキングを発表

楽天グループ株式会社(以下、楽天)が運営するフリマアプリ「楽天ラクマ」と、株式会社FROM JAPANが海外在住のユーザー向けに運営する越境ECサイト「FROM JAPAN」は、2026年4月28日、国・地域別で取引数が多いファッションブランドのランキングを発表した。

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調査概要

◆調査エリア:アメリカ・イギリス・オーストラリア・オランダ・カナダ・シンガポール・台湾・ドイツ・フランス・香港の計10の国と地域(五十音順)
◆調査対象者:「FROM JAPAN」から「楽天ラクマ」の商品を購入した海外ユーザー
◆調査期間:2025年1月1日~12月31日
◆調査実施機関:「楽天ラクマ」「FROM JAPAN」
◆出典:越境取引における国・地域別ファッションブランドの人気ランキングを発表(楽天グループ株式会社)
※2024年から実施し今回が3回目で、「FROM JAPAN」において、2025年の1年間に「楽天ラクマ」を通じて取引されたファッションブランド品の実績に基づき、特に取引数が多い10の国・地域ごとにランキング形式で集計。

取引件数トップはアメリカ

越境取引における国・地域別のファッションブランドランキング全体は以下の図表の通りとなった。

2025年も、最も取引件数の多い国はアメリカとなった。1位の「LOUIS VUITTON」と2位の「GUCCI」ともに、最も多く売れていた商品カテゴリは長財布。次いで取引が多かった商品カテゴリはバッグとなった。

アジア圏でも異なる取引傾向

香港は40代男性の利用者が多く、他国と比較すると高年齢で成熟した市場となった。バッグやジュエリーはラグジュアリーブランドを中心にブランド価値を重視するユーザーが多く、「HERMES」やヴィンテージデニムはレアな商品をコレクターが購入する傾向が確認されている。

また、台湾では40〜50代女性の利用者が最も多く、他の国・地域とは異なり、レディースファッションやインナーを中心に取引された。

一方、シンガポールは30代男性の利用者が多く、特に時計とメンズファッションの取引が中心となっている。限定品やヴィンテージ品の需要が高く、希少性やコレクター向け要素が強い商品が多く取引された。

日本のリユース市場が評価

カナダは、「FROM JAPAN」の利用者層では20〜30代の男性が多く、アナログ腕時計やメンズのTシャツ、アウター、スニーカーなどが人気を集めた。また、アナログ腕時計の需要が高まっており、日本の歴史ある時計ブランドである「SEIKO」は、その高い品質とリユースならではの高いコストパフォーマンスによって、支持されていると考えられる。

フランスにおいても、若年層を中心にアナログな高級腕時計への関心が高まりがみられている。日本のリユース市場は、流通量の少ない希少モデルを入手しやすい点が評価されている可能性がある。

また、ドイツにおいても日本発祥ブランドの取引が増加。日本のファッションブランドが持つ品質の高さとこだわりやセンスが相まって、ドイツの購入者に支持されていると考えられている。

「デザインド・イン・ジャパン」にも注目が集まる

本調査結果について、楽天とFROM JAPANは以下のようにコメントしている。

「日本のブランドは、2024年から多くの国でランクインしている時計ブランド『SEIKO』をはじめ、2025年は『G-SHOCK』『ISSEY MIYAKE』『UNIQLO』などがさらに台頭してきています。『メイド・イン・ジャパン』の品質への信頼をはじめとして、これらの日本発祥ブランドはその機能性、デザイン性、コストパフォーマンスの高さなどにおいてリユース市場での価値がさらに高まっていると考えられます」

これまで、日本で使われたリユースブランド品は「ユーズド・イン・ジャパン」として海外で人気を集めてきたが、さらに「デザインド・イン・ジャパン」であることにも注目が高まってきている。

越境ECにおいては、国・地域ごとの需要特性を踏まえた商品展開や訴求が重要となる。本調査をぜひ、戦略設計に役立てたい。