キーコーヒー公式オンラインショップ、リニューアルにecbeingを採用

株式会社ecbeing （イーシービーイング 本社東京都渋谷区、代表取締役社長：林 雅也）は、 同社のEC構築プラットフォーム「ecbeing」が、「キーコーヒー公式オンラインショップ」のサイトリニューアルに採用されたことを公表した。

顧客のファン化に寄与

株式会社ecbeing （以下「ecbeing」または「同社」）は、 同社が提供するEC構築プラットフォーム「ecbeing」が、キーコーヒー株式会社（本社：東京都港区、社長：柴田 裕）のグループ会社であるキーコーヒーコミュニケーションズ株式会社（本社：東京都港区 社長：川股一雄）が運営するBtoC向け ECサイト「キーコーヒー公式オンラインショップ」のサイトリニューアルに採用されたことを公表した。

同社では導入の背景として、以前、使用していたECシステムの老朽化と顧客のファン化に向けた動きを行う機能環境を整えるために、拡張性と高機能・高セキュリティを備えたecbeingを採用し、2022年10月にリニューアルを実施したとしている。

リニューアルと導入のポイント

◆顧客の目的に合わせた会員種別

一般的なECサイト同様、同サイトにおいても会員ランクが存在する（年間購入金額に合わせてレギュラー・ブランズ・シルバー・ゴールドの4段階）。リニューアル以前はシステム上できなかった、ポイントやクーポンもecbeingの標準機能で実装。会員ランクに合わせて特典を提供し、顧客のリピート購入促進を実現した。また、『定期購入会員』やillyカプセル式エスプレッソマシン愛用者専用の『illy倶楽部会員』など、会員ランクとは別軸の会員制御が行われており、サイト利用状況に合わせてコンテンツの出し分けができるようになっている。特定の会員のみが閲覧できるという特別感を顧客に与えることで、ファン化促進にもつなげる。さらに定期購入に関しては、継続回数に合わせて特典を追加することができるためリーフレットや試供品を同梱するといった、ファン化を強化する施策機能も実装されている。

◆顧客会員別の分析とCRM施策を実装するためのSechstant（ゼクスタント）を導入

今回のECリニューアルと合わせて、ecbeingのマイクロサービスの一つであるマーケティング分析ツール『Sechstant CDP・CRM』が導入された。これにより会員ランクや会員フラグごとに購買データを解析し、セグメントをしたうえでクーポン発行やメルマガ配信などのCRM施策が可能となり、既存の顧客との関係性強化につなげる。SechstantとはEC、実店舗の顧客・購買データ、アクセスログを外部ストレージに蓄積し、数値を可視化することで、これまで見えてこなかった総合的なマーケティング分析を容易に可能とし、施策立案の最適化、売上向上に寄与するマーケティング分析ツールだ。

◆ユーザーに合わせたデザイン設計とコンテンツ

新規顧客と既存顧客の両方が利用しやすいサイトデザイン設計になっている。年配の既存ユーザーでも分かりやすく、TOPページには「味わい」「価格帯」「ギフト」「飲用シーン」など、目的別からすぐにイメージに合った商品を探せる導線を設置している。また、新規顧客のために、おすすめのコーヒーをチャート式でレコメンドできるコンテンツも用意し、安心して購入してもらえる工夫をしている。

サイトとして大きくレベルアップ

キーコーヒー株式会社からのコメント

「システム設計、デザイン等、それぞれの分野別にご担当者を設定頂き、複数体制で一つ一つ丁寧に課題を解決して頂きました。数多くの他社様の事例もお持ちであり、サイトとして大きくレベルアップすることができました。メーカー直営サイトとしてただモノを売るだけではなく、キーコーヒーブランドとお客様との重要な接点でもあるサイトとして、イメージ通り仕上がったと思います。
（中略）
ecbeing様と創り上げたサイトで多くのお客様にコーヒーの魅力を伝えられるよう、日々進化が必要と感じております。新サイトオープンはスタートラインです。キーコーヒーオンラインショップでのお買い物で日々の生活にコーヒーの楽しさをお届けできるよう取り組んで参ります」

このように、これまでも多くの実績のあるecbeingが「キーコーヒー公式オンラインショップ」のサイトリニューアルに採用された。ECにおいても顧客とのロイヤリティ醸成は重要な要素であり、サイトを通したコミュニケーション強化の面でも新たな成果を創出することとなったようだ。