越境EC支援『Buyee Connect』とECプラットフォーム『Salesnauts』が連携

ECのミカタ編集部

「Buyee」を運営するtenso株式会社(以下「tenso」または「同社」)は、合同会社オカシミ(本社:石川県金沢市、代表社員 木村智久、西村啓、以下「オカシミ」)が運営する「Salesnauts」と「Buyee Connect」の連携を開始したことを公表した。

Buyee Connect × Salesnauts

BEENOS株式会社(東証プライム:3328)の連結子会社で海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」を運営するtensoは、オカシミが運営するECプラットフォーム「Salesnauts(セールズノーツ)」と「Buyee Connect」の連携を開始したことを公表した。

「Buyee」は、412万人以上(同社調べ)の会員数を抱え、北米やヨーロッパ、アジアへ向けた独自の物流サービスによる国際配送料の安さ、一律300円/オーダー毎の明朗かつ割安な手数料で、海外の顧客が少ない負担で日本の商品を購入できる仕組みを提供している。

世界118ヶ国/地域に販売可能に

世界118ヶ国/地域に販売可能に

今回の連携により「Salesnauts」で構築したECサイトの事業者は、世界118ヶ国/地域に販売が可能となる。「Buyee Connect」は、新たに海外からのアクセス者に向けた専用カートを開設し、多言語CS対応、海外配送、決済などの必要な機能は全て「Buyee」が対応するという。

同社は「Buyee Connect」について、初期費用および月額費用ともに無償のため、越境化に伴う費用負担はなくなり、海外販売オペレーションもBEENOSグループが行うことから、国内企業は従来通りの国内ECの運用のみで海外販売が可能となるとしている。

なお、今回の連携では「Salesnauts」が各社のタグ埋め込み作業まで行うため、ECサイトの事業者は申し込みをするだけで導入できるとのことだ。

日本の魅力あるアパレルショップを海外に発信

オカシミのコメント

「『Salesnauts』では多数のアパレルショップ様にご利用いただきおり、国内のお客様にご好評いただいております。日本に留まらず、世界中のお客様に日本のアパレルショップでお買い物を楽しんでいただきたいという思いから、この度海外対応を決定しました。国内のEC企業様においては、『Buyee Connect』は初期費用、月額費用ともに無料で、導入が簡単で運営フローにも変更が生じない点が決め手となり、現在『Salesnauts』をご利用いただいている企業様のECサイトと『Buyee Connect』の連携を始めており、7割以上の企業様に導入いただく予定です。海外に販路を拡げて流通をさらに伸長いただけるようにサポートさせていただきたいと思います。日本の魅力あるアパレルショップを海外に発信していくべく、まだ未連携のショップ様との『Buyee Connect』の連携も推進していきたいです」

またtensoは、コロナ禍でのDXの促進や円安などを背景に海外から日本の商品の需要が高まる中、無料で導入・運用負荷なく海外販路を広げられることから「Salesnauts」を利用する全50社のうちの70%以上にあたる36社が導入を希望し、連携に向け動き出したとしている。歴史的な円安が進み、越境ECを展開するにあたっては好機とも言え、今回の連携は、こうしたトレンドと好機を的確に捉えたものとも言えそうだ。

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