日本産酒類のECアプリ【Japanpage:Picks】β版が公開

ECのミカタ編集部

アイディーテンジャパン株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役:澤田且成、以下「アイディーテンジャパン」または「同社」)は、「Japanpage:Sake」のベータ版と「Japanpage:Picks」ベータ版を公開した。

アプリを通して世界に自社商品をアピールできる

アイディーテンジャパンは、日本産酒類を対象とした国内・越境Eコマース&小口の空輸配送サービス「Japanpage:Sake(ジャパンページ サケ)」のベータ版を2023年1月31日(火)に開始し、同日に「お酒を選ぶ理由をお届けする」ことを目指すスマートフォンアプリ(iOS/Android対応)「Japanpage:Picks(ジャパンページ ピックス)」のベータ版を公開した。

「Japanpage:Picks」は、商品情報を無料登録するだけで、日本や世界中の消費者に自社および自社商品のこだわりやストーリーを届けることが可能だという。投稿は5言語(日本語・英語・フランス語・中文繁体語・中文簡体語)掲載が可能で、ニーズに合わせてツールによる翻訳ができる。商品の基本的な情報に加えて、香りや味わい、おすすめのペアリングなど多くの情報を登録すればするほど、ユーザーへの訴求可能性が上がる。

また酒が購入できる小売店やECサイトを登録すると(自社ショップやホームページを含む)、「買える店」として掲載。同社のECサイト「Japanpage:Sake」での取り扱いがない酒蔵や銘柄でも登録を受け付けている。同様に、取り扱いのあるレストランやバーを登録すれば、「飲める店」として掲載するとのことだ。

さらに、ユーザーの好みや閲覧履歴、ラベルスキャンの履歴などから、AIが御社と相性の良いファンユーザーを発掘。自社の酒に興味があるユーザーに向けて、直接コミュニケーションしたり、その意見をマーケティングに活かしたりすることも可能だ。

「Japanpage:Picks」の概要

「Japanpage:Picks」の概要

◆登録しなくても使える機能

▷酒蔵の声や酒のストーリーが届く

一本一本の酒に関する詳しい情報のほか、自社メディア「Japanpage:Sake」やメディアパートナーの記事、造り手である酒蔵のSNS配信を一覧表示。世界中のどこからでも最新情報をチェックできる。

▷ラベルをスキャンするだけで酒の情報にアクセス

酒販店や飲食店で気になった酒のボトルラベルをスキャンすると、商品を識別し、その詳細情報を表示する。造り手である酒造メーカーの声、その酒の背景にあるストーリーのほか、ほかのユーザーの評価や感想なども読むことができる。

▷気になった酒を即購入&提供店舗も即チェック

気になった酒がECサイト「Japanpage:Sake」で取り扱いのある商品であれば、ECサイトへ遷移して購入することも可能。また「Japanpage:Sake」以外の酒でも、その酒の取り扱いがある酒店の情報を「買える店」から確認でき、提供している飲食店情報を「飲める店」から探せる。

*「買える店」「飲める店」ページで取扱店や飲食店が表示されるには、酒蔵からの登録が必要。

▷いろいろな条件で検索可能!お酒との新しい出会いが増える

酒の「香り」「味わい」「受賞歴」「生産地」といったビギナーレベルから、「カテゴリー」「タイプ」「製造方法」「米品種」といった上級レベルまで、酒の特徴について縦横に絞り込んで検索することができる。自分好みの新しい酒と出会える。

▷分かりにくい専門用語を解説、おいしい飲み方も紹介

酒のラベルによく書かれている分かりにくい専門用語を5言語で解説。料理や酒器との組み合わせなど、よりおいしくなる楽しい飲み方も紹介している。

◆無料登録すると使える機能

▷ブックマーク機能によるお気に入り登録

同バージョンからブックマーク機能を搭載。お気に入りの記事や商品をブックマークできるほか、それぞれのリストの公開・非公開を設定できるため、「厳選した日本酒リスト」「おすすめの記事」「この季節に飲みたい」などの名前をつけてシェアすることができる。

▷フォロー、シェア、コメントなどのソーシャル機能が充実

気になる酒造メーカーやライターのフォローや、「SNS投稿」「お知らせ」「記事」の「いいね」や「シェア」により、蔵元やユーザー間でのコミュニケーションが可能になる。

▷AIがユーザーの好みを分析

気に入った酒や記事の閲覧履歴などから、AIがユーザーの好みを分析。使えば使うほど、好みに合った酒や、興味に関連する記事・SNS投稿が提案されるようになる。

世界の消費者と国内生産者の出会いを創出

公表に際して同社では次のように述べている。

「近年、世界中で日本産酒類(日本酒やジャパニーズクラフトジンなど)をオンラインで購入する動きが活発化してきております。そんな中、多くの人にとって一度もテイスティングをせずに酒類豊富なお酒の中から“自分好みの一本”を選ぶことが大きな難点となっております。日本産酒類のお酒選びにおいて、そのハードルを下げる一助となる画期的ツールが、無料のスマートフォンアプリ『Japanpage:Picks』。5言語(日本語・英語・フランス語・中文繁体語・中文簡体語)で対応するアプリで、日本産の酒類のストーリーを自由に閲覧できます。

さらにスマートフォンでお酒のボトルの表面にあるラベルをスキャンし、該当商品が登録されている場合、その商品の詳細情報を多言語で知ることができます。さらにそのお酒の関連記事や蔵元のSNS投稿を閲覧することもできます。商品や蔵元の最新情報から奥深いストーリーにまで触れられることで、『私の好みに合いそう』『こんなおもしろい酒蔵が作ったお酒なら飲んでみたい』と、そのお酒を“選ぶ理由”に気づくことができます。さらにそれらの蓄積を通して、AI(人工知能)がユーザーの好みの分析をおこない、世界中のユーザーに『お酒を選ぶ理由』をご提案。『シェア』『いいね』など、ユーザー同士のコミュニケーションを促進する機能も搭載しています。また『Japanpage:Sake』とも連動しているので、気になったお酒はそのまますぐに購入へとつなげることもできます」

同社も述べているように、世界から日本産酒類に向けられる視線の熱度が増している。一方で、国内の酒造や酒類メーカーの多くは、いまだ従来の商流や商慣習の中で展開しており、世界に向けて取り扱う製品を送り出すには、いくつものハードルがある。同社の「Japanpage:Picks」は、熱視線を送る海外・国内の消費者と生産者を結ぶものとなっており、ECを通した新たな出会いとビジネスチャンスが創出されることになりそうだ。

ECのミカタ通信23号はこちらから


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事