「Makuake」がEC事業者向け物流支援サービス「ウルロジ」と連携 リターン品であることを明確にした配送を実現

ECのミカタ編集部

アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」が EC事業者向け物流支援サービス「ウルロジ」と連携し、実行者支援を強化 〜荷物の持ち戻りを防ぐべく、「Makuake」ラベル貼付にも対応〜

株式会社マクアケ(以下:マクアケ)は2024年1月9日、EC事業者向け物流支援サービス「ウルロジ」を運営するディーエムソリューションズ株式会社(以下:ディーエムソリューションズ)と業務提携を開始した。

「ウルロジ」物流支援サービスを特別プランで利用可能に

本サービス連携によって、「Makuake」でプロジェクトを実施した事業者(以下:実行者)は、プロジェクトが終了し応援購入したユーザー(以下:サポーター)へリターン提供する際に、「ウルロジ」による物流支援サービスを特別プランで利用可能となった。

実行者が応援購入された分のリターンをまとめて「ウルロジ」の倉庫に納品すると、「ウルロジ」は梱包から伝票貼付、サポーターへの配送までをトータルで代行する。

また、梱包の際には「Makuake」のラベルを貼付するサービスも提供。配送が応援購入の数カ月後となることで、万一サポーターが応援購入したことを失念していた場合でも、「Makuake」でのプロジェクトのリターンであることを理解し安心して受け取ってもらえる状態を目指すとしている。

現状の課題と2024年問題に対する解決と予防を目指す

今回の業務提携について、マクアケは以下のようにコメントしている。

「『Makuake』のリターンは、プロジェクト終了後に、応援購入された分だけを生産しサポーターに届ける仕組みです。このため、購入後にすぐに配送される通常のECサイトと異なり、応援購入後、数週間から数カ月先にサポーターの手元に届きます。実行者は、リターン発送前の個別連絡や『配送ステータス』機能を活用して、サポーターにリターン発送を通知していますが、通知に気づかなかったサポーターなどから『応援購入したことを失念しており受け取りに不安を感じた』といったお問い合わせをいただいていました。一部ではリターンの荷物が持ち戻りとなるケースも発生しており、当社は、物流関係者への負担やいわゆる『2024年問題』への懸念からこうした事態の解決と予防を目指しています」。

応援購入体験における満足度を高める

「Makuake」は、新しい商品やサービスを生み広げたい実行者と自分の趣味嗜好に合った新しいものに出会いたいと思うサポーターをつなぐプラットフォームだ。

一方、「ウルロジ」はEC事業者を対象とした物流代行サービスで、特にコロナ禍をきっかけにEC活用を始めた、EC領域での経験の浅い事業者の支援を多く手がけてきた。また、ディーエムソリューションズは過去に「Makuake」でプロジェクトを実施しており、プロジェクトの当事者としての経験から、実行者のニーズを深く理解できるだろう。

今回の業務提携は応援購入体験による満足度の向上だけでなく、再配達防止など物流現場の負担軽減に繋がることも期待される。今後の動向に注目したい。


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