イーベイ・ジャパン、法人向け越境EC支援プログラムを開始 第1弾として3社との連携を開始

ECのミカタ編集部

越境ECで海外販路開拓を狙う日本企業急増中!eBay擁するサードベンダーが包括的支援開始

イーベイ・ジャパン株式会社(以下、イーベイ・ジャパン)は2024年12月13日より、法人向け越境EC支援プログラム「SSP(Selected Service Provider) Program」を開始した。

eBayが判断するベンダーのみが対象

「SSP Program」は、法人向け越境EC参入支援を行うサービスプロバイダーの公式認定制度および、SSPを利用する法人の募集を行うプログラム。EC参入支援実績を持ち、セラーの売り上げを有効的に支援できるとeBayが判断するベンダーのみがこの公認制度の対象となる。

イーベイ・ジャパンが発表した「SSP Program」を活用するメリットは以下の通りだ。

◆信頼できるツールの導入
▷公式認定のサービスプロバイダーを通じて、法人が安心してサービスを利用可能。

◆法人特化の包括的支援
▷APIシステム連携、最新情報の迅速な共有、トップセラーとのネットワーク構築など、各種サポートを提供。

◆リソース負担軽減
▷プログラム参加費無料、必要なツール利用料のみが発生、初期投資を抑えた導入が可能。

最初のSSP認定企業として3社と連携開始

開始と同時に、最初のSSP認定企業として、以下3社との連携スタートも発表されている。

◆株式会社ワサビ
▷越境ECに強い日本国内の中古商材、在庫連携システムの第一人者。ラグジュアリーファッションに強み。提携サービスは「WASABI SWITCH」

◆株式会社アイル
▷日本の主要モール、自社ECカートシステムとの連携に強く、採用企業が多い。問い合わせなどのサポートが充実していることも強み。提供サービスは「CROSS MALL」

◆SAVAWAY株式会社
▷日本主要モールとの連携に強く、アパレル/雑貨/スポーツ/食品など様々な業界で導入されている。ニーズに応じたカスタマイズも強み。提供サービスは「TEMPOSTAR」

SSPの提供するツールやノウハウを活用することで、越境EC市場に効率的かつ効果的に進出できるようになることが期待されるだろう。

画像元:イーベイ・ジャパン株式会社

越境EC市場への参入障壁を下げる

数多くのプレイヤーが参入するEC市場において、昨今「越境EC」が注目を集めている。イーベイ・ジャパンの発表によれば、eBayにおける日本からの販売は4年連続成長率1位(※1)を記録し、容易にグローバル展開できるプラットフォームを活用した海外への販売額は2020〜2023年で2倍に成長するなど、日本における越境EC市場が過熱している。

一方で同社は、日本企業がこの市場に参入する際、初期投資・リソース不足、売上予測の難しさといった課題に直面しがちであり、特に法人では、規模に応じた戦略的支援が不可欠と指摘。こうした状況を踏まえて、「SSP Program」は越境EC市場への参入障壁を下げることを目指すという。

越境EC市場で競争力を発揮し、国内法人の売上向上やグローバル市場での地位確立を実現するための環境を提供するという本プログラム。eBayを中心とした越境ECエコシステムの形成と拡大、外貨の獲得を促進し、日本経済全体の成長への貢献にも期待が寄せられる。

※1:イーベイ・ジャパン社内比


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