アドウェイズ、海外現地10拠点のサポート体制で越境EC市場に参入

ECのミカタ編集部

国内最大級のアフィリエイトサービス「JANet」を運営するアドウェイズがトロピックスメディアを子会社化
トロピックスメディアは、海外配送代行サービス「楽一番」を運営
トロピックスメディアのサポート力を活かし、アジアを中心とする越境EC事業へ参入

米国を超え、世界最大規模と言われる中国のEC市場を中心に越境EC事業を展開

株式会社アドウェイズ(以下、アドウェイズ)は、中国などへの海外配送代行事業「楽一番」を行う株式会社トロピックスメディア(以下、トロピックスメディア)の株式を取得し、子会社化。これを機に10年以上の実績をもつ広告事業を軸とし、また、海外現地10拠点でのカスタマーサポート体制を活かして、越境EC市場に本格参入していくと3月30日に発表した。

アドウェイズは、2006年に東証マザーズ上場。国内最大級のアフィリエイトサービス「JANet」「Smart-C」の運営をはじめ、スマ―トフォン向け広告配信サービス「AppDriver」や全世界対応のスマートフォンアプリ向け効果測定システム「PartyTrack」を展開。海外拠点をアジア、北米地域など10カ国に持つ。特に中国においては、アドウェイズ100%出資の子会社、愛徳威広告(上海)有限公司を通じ、中国最大級のアフィリエイトプログラム「CHANet」をはじめ、ウェイボーのアカウント運用を中心にSNSやBBSの管理・運用を行うソーシャルマーケティングサービス「WOM VISION」、検索連動型広告「Keynet」、スマホ向け広告サービス「AppDriver China」を提供する。

トロピックスメディアが展開する「楽一番」は、中国などへの配送を日本国内で取り次ぐ海外配送代行サービス。今回のトロピックスメディアの子会社化は、アドウェイズの中国への越境EC事業を強固にすることになる。アドウェイズは、この海外配送代行事業を通し、アジアをネットワークするPC・スマートフォン対応アフィリエイトサービスや、マーケティングデータを蓄積・分析・活用する取り組みを行い、今後は、台湾、香港、韓国、東南アジア、欧米へと展開地域を拡大していくとしている。

海外の人が日本の商品を求め、日本人が海外の商品を求める。ECの利用には、既に国境がない。世界を舞台にした越境ECという広大なスケールの事業に取り組んでいくアドウェイズグループ。そのマーケティング力と物流の融合が、今後、どのような展開を見せるのか、非常に楽しみだ。


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