シナジーマーケティング、生成AIによる「ABテスト自動生成機能」提供開始
シナジーマーケティング株式会社は2026年5月19日、同社が提供するマーケティングSaaS「Synergy!」において、株式会社中川政七商店との共創プロジェクトから生まれた、生成AIによるABテスト自動生成機能「AInergy(エナジー) ABテスト(β)」の提供を開始した。
汎用AIには出せない「刺さる」提案
「AInergy ABテスト(β)」の主な特徴について、シナジーマーケティングは次の内容を挙げている。
◆「やるだけで、最適解に近づく」ユーザー体験
▷1パターンのメールを作成するだけで、AIが開封率を高める「件名」やクリック率に寄与する「CTAボタン」の別案(B・Cパターン)を自動生成する。
◆プロの知見をプロンプトに凝縮
▷AIの思考プロセス(プロンプト)には、同社が25年間培ってきたメールマーケティングの膨大なノウハウが組み込まれている。汎用AIには出せない「刺さる」提案が、施策の質を底上げする。
◆心理的・物理的ハードルを0に
▷「チェックを入れるだけで自動生成」という極めてシンプルなUIを採用。これまでABテストを断念していたユーザーでも、手間を増やすことなく検証と改善のサイクルを回すことが可能になる。
まずは「やってみる」ことを支援
シナジーマーケティングは現代のデジタルマーケティングについて「効率や正解を求めるあまり、『複数パターンを作る余裕がない』『どう変えればいいか確信が持てない』といった心理的・物理的なハードルが、『試行錯誤(手数)』を阻んでいます」と指摘する。
また現在、ABテストを日常的に実施できているユーザーはわずか10%(※1)にとどまっている。マーケターが完璧な準備をせずとも、まずは「やってみる」ことを支援。その先にある確かな「手応え」をすべてのマーケターの日常に届けるために、本機能を開発した。
「やるだけで、最適解に近づく」体験を通じて、自分の施策が顧客届いているという確かな「手応え」を、日々の業務の中で実感できる未来をつくる方針を掲げた。
継続的最適化機能の実装を予定
「AInergy ABテスト(β)」を先行利用している、株式会社エイチツー マーケティング部 部長 中島佑斗氏は「驚いたのは、メール本文からのキーワード拾い上げ精度や、CTAボタンの提案精度の高さです。(中略)AIによって工数が削減されることで、ABテストは『特別な施策』ではなく、誰もが当たり前に取り組めるものになると確信しています」とコメントしている。
同サービスは今後、配信結果をAIが学習し、使えば使うほどその企業や担当者の「おもてなしの癖」や「顧客の反応」を理解する継続的最適化機能の実装を予定している。
ABテストの実施ハードルを下げる取り組みとして、今後の活用拡大が注目される。
※1:シナジーマーケティングシステム「Synergy!」におけるABテスト機能の利用実績


