楽天に独占潜入!スーパーSALE直前の現在、知るべき事

石郷“145”マナブ

「楽天スーパーSALE」が間近に迫る!注目の動画の重要性。

明日、9月5日から「楽天スーパーSALE」が始まる!

 今や楽天株式会社(以下、楽天)の恒例行事となった「楽天スーパーSALE」が間近に迫ってきた。当然ながら楽天の社員はこのSALEに向け湧いていて、かく言う僕もそんな現場の空気を感じたくて、楽天の社屋にやってきた。

 「楽天スーパーSALE」は言うまでもなく、楽天市場における最大級のSALEイベントである。そのため毎回、楽天はいろんな趣向でお客様の気持ちを盛り立てる。では、今回、注力している事はなんだろう。すると、楽天プロダクトグループマネージャー大津健太郎氏、動画プロダクトマネジメントグループ山浦梨香さんが「一言、言いたい!」と現れた。彼らが口をそろえて言うのは、楽天スーパーSALE内における、動画のキュレーションである。実は、楽天市場において、急激に注目を集めるコンテンツがこの動画なのである。

 そもそも楽天市場では、2011年6月に、商品を紹介するための動画コンテンツ「楽天スーパーTV」を始めた。これについて、大津氏は「動画で商品を紹介するといえば、テレビ通販型をイメージしますよね?でも、「楽天スーパーTV」は、ちょっと違くて、商品自体の魅力にフォーカスしたものです。大体、どれも1分から2分の動画です。これによってランディングページでは伝えきれない部分などを、動画だからこそ、わかりやすく伝える事ができる」と話す。

 そして、楽天ではその動画を作る事に加え、トップ画面で動画の枠を作ってそこから誘導させる等、プロモーション(広告)もセットにして、提案しているのだ。思うに、通常のテレビ通販と違う点は、楽天市場には、ランディングページがあるので、動画はそうした“痒い所に手が届く”ものにとどめ、内容を必要最小限度にコンパクトに出来る点にあるように思う。これにより、コストが抑えられ、その抑えられた予算をその仕掛け方(広告)の部分に回せるので、これであれば、小さな店舗にも手が届きやすいのではないだろうか。 

 効果も出始めており、過去の視聴では1分間で15,000回再生された模様。もはや目が離せないジャンル。今後は、海外への進出も視野に入れ、英語字幕を入れるなどの試みもする他、東京・二子玉川の楽天クリムゾンハウスには動画撮影のための常設のスタジオまであるということで、さらに注目度は高まるだろう。

1日3回のお楽しみ「楽天スーパーLIVE TV」を見逃すな!

1日3回のお楽しみ「楽天スーパーLIVE TV」を見逃すな!

 さて、話を戻そう。この動画のキュレーションが、「楽天スーパーSALE」でもその力を発揮しようとしている。「楽天スーパーSALE」内では、動画コンテンツを「楽天スーパーLIVE TV」と呼ぶ。何が違うかというと、ずばり生放送である。

 番組形式になっており、ラジオのDJや元AKBの方たちの軽快な司会のもと、段取り良く、商品を紹介していく。出店店舗のスタッフが自ら商品を説明するのコーナーもあり、売り手の気持ちがダイレクトに飛んでくる。その他、過去の収録では、うまい棒1200本セットの説明するにあたって、わざとそれを後ろの壁に並べて、1200本がどれだけ多いかがリアルに伝えたり、ショッピングにエンターテイメント性を与えられる事が、この生放送動画の真骨頂と言えるだろう。

 今回の「楽天スーパーLIVE TV」においては、1日3回放映する。20:50~21:10、21:50~22:10、22:50~23:10で、いずれも20分間。山浦さんによれば「今回、新しい取り組みとして、Facebookページ『楽天市場お買い物部』で、この番組を見ていないとわからない問題を出題します。正解者の中から抽選で1000ポイントを贈呈して、一層、SALEを楽しんでいただく。また、生放送中、店舗に電話してしまうコーナーなども用意しているんですよ」とのことだ。ちなみに、この山浦さんは先ほどの「楽天スーパーTV」で自ら“出演”して商品の素晴らしさを提案している。どうりで華があると思った。

 その他にも「楽天スーパーLIVE TV」では、ランキングやタイムSALE時のカウントダウンなど臨場感を伝える楽しい要素も多い。これらが「楽天スーパーSALE」を一層、楽しくする。まさに、「shopping is entertainment」である。「entertainment」のあり方を知れば知るほど、次の時代を掴むヒントが見えてくる。

企画・構成 石郷“145”マナブ


記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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