ボーナス商戦に明るい兆し?冬のボーナス調査(カカクコム調べ)

ECのミカタ編集部

価格.com、2015「冬のボーナス」調査

株式会社カカクコム(以下、カカクコム)は、運営する購買支援サイト「価格.com(カカクドットコム)」において2015年「冬のボーナス」に関するWebアンケート調査を実施(有効回答者数2,631人)、その結果を12月1日に発表した。


カカクコムの調査結果によると、2015年の冬のボーナスの平均は、今夏をわずかに下回る60.6万円。昨年冬に比べ、2.1万円増(3.6%増)となる。この平均額の増加を受け、カカクコムは、今冬のボーナス商戦に明るい兆しはあるものの、約2年続いた上昇傾向が踊り場にさしかかっているのではないかと予測している。

支給予定ボーナスのうち、自由に使える金額については、5万円から10万円未満がもっとも多く、3万円未満の割合が3.4ポイント増加、「自由に使えない」の割合が2.1ポイント減少とわずかながらの改善が見られた。

また、ボーナスの使い道とその金額についての割合を見ると、使い道上位の顔ぶれは変わらず、「貯金」(74.4%)、次いで「商品・サービスを購入する」(69.4%)。昨冬の調査と比べると、いずれの使い道も、割合は上昇もしくは横ばい。ボーナスを消費に回す消費者心理は改善傾向にある。しかし、金額ベースで見ると、「新規ローンを組む」が4割超、「旅行・外出をする(国外)」は3割超減っており、金額が大きい消費項目での減少が見られた。

なお、「商品・サービスを購入する」という回答において、購買が増加しそうなのは、「ノートパソコン」、「スマートフォン」、「ゲームソフト」、「PCパーツ」など。Windows 10の発売や、スマートフォンのSIMフリー化などに伴い、買い換え需要がやや高まってきていると言えそう。

今冬のボーナス商戦においては、データが示す通り、明るい兆しが見受けられるものの、パソコンやスマートフォンなどの買い替え需要がある分、他の商材では厳しい戦いになるか。じっくり派も増えそうで、サイト閲覧までは来るが、何かしらの最後のひと押しが必要そうだ。ボーナス商戦では、セールのタイミングを図るなど、何かしらの策を用意することをおすすめしたい。


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