楽天カード会員数が1,200万人突破!取扱高も上昇中

利根川 舞

記者の論点:楽天カードの会員数増加や利用率の上昇により、楽天へ出店している店舗への影響もさらに大きくなると考えられる

楽天カードの利用率が楽天グループの取扱高を底上げ!

 楽天株式会社(以下「楽天」)と楽天カード株式会社(以下「楽天カード」)は、楽天カード会員数が1,200万人を突破したことを発表した。

楽天カードは、2005年7月からクレジットカードの発行を開始。「年会費無料」「ポイント高還元率」「貯まったポイントが楽天グループのあらゆるサービスと交換できる」という点が支持され、加速度的に会員数を伸ばしている。その結果、楽天カードは2015年12月(単月)のカードショッピング取扱高において、サービス開始以来初めて4,000億円を達成した。

一方、楽天グループが運営する国内外サービスの取扱高(合算値)であるグローバルグループ流通総額においては、2015年12月度に約9,100億円(速報値)を突破した。これは、季節的要因はあるものの、楽天グループの流通総額が年間10兆円規模に達していることを示しており、これには、楽天のFinTechの中核である楽天カード利用者の増加も大きく貢献しているという。

楽天グループは、今後もスマートフォンの普及やビッグデータ等の活用を通じてFinTechおよびeコマース、デジタルコンテンツ事業の3本柱を軸に「楽天経済圏」のモデルをさらに拡大していくという。

先月、楽天発行のカード全てに楽天ポイントカード機能が標準搭載となり、楽天カードの魅力がグンとあがったところである。更に、エディもまた一体化し、ポイントを活用するだけでなく、チャージもできるなど、カードとしての利便性が確実に向上しているのも、会員数や取扱高増加の要因と言える。楽天カード1枚で決済やポイントを利用したいというユーザーの期待に応えた形でポイントカード機能の標準搭載へと至ったようだが、楽天ポイントを楽天グループのあらゆるサービスと交換できることを強みとして、楽天市場での買い物をはじめとする楽天カードの利用率や会員数はまだまだ上昇していくことは間違いない。


記者プロフィール

利根川 舞

メディア編集部
ロックを聴きつつ平安時代に思いを馳せる文学人間。タイムマシンができたら平安時代に行きたいです。
ライブハウスやフェス会場に出没しては、笑って、泣いて、叫ぶ姿が目撃されている。ACIDMANや10-FEET、ROTTENGRAFFTYが大好き。

サービスやその場の雰囲気がイメージしやすくなるような記事を書いていきたいと思います。

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