中国人の購入の決め手”口コミ”豌豆公主に追加
リニューアルでSNSコミュニティ”プリンセストーク”が追加
中国向け越境ECプラットフォーム『Wonderfull(ワンダフル) Platform(プラットフォーム)』を運営する、Inagora(インアゴーラ)株式会社(以下、インアゴーラ)より、「豌豆(ワン)公(ド)主(ウ)」を3月22日にリニューアルしたと発表があった。
今回のリニューアルの最大の特徴は、ユーザー参加型のSNSコミュニティ「公主说(プリンセストーク)」をオープンしたことだ。先週ECのミカタで、中国最大のSNSといわれる「微博(ウェイボー)」の影響力についてまとめた(https://goo.gl/eW2a1A)が、ここからもわかるように、中国の人々にとって”口コミ”というのは非常に大きな意味を持つ。日本製商品の購入に際しても、口コミがカギとなっているのだ。
「公主说(プリンセストーク)」について詳細を見ていこう。「公主说(プリンセストーク)」はワンドウの編集部が日本のライフスタイルに特化したトピックスを設け、ユーザーがこのトピックスに対して意見や感想等を投稿・閲覧する仕組みだ。日本に関心の高いユーザーが集い、口コミを投稿するため、ブランドや商品に対する良さや特徴をより深く理解できるようになっている。
越境ECや中国からの訪問客による爆買いに注目が集まる一方で、中国の人々が好んで購入するのは、定番の商品ばかりという声も聞かれていた。今回「公主说(プリンセストーク)」 において、インアゴーラが軸となり、ユーザーの声が集まることで、これまで注目を浴びてこなかった日本製品やブランドにこそ認知拡大、購入率アップを見込めるようになる。
豌豆公主のリニューアルは、すでに中国で越境EC事業を展開している企業の後押しをすることは勿論、これから進出を考える企業にとっても商品・ブランド認知を高める良いきっかけとなるだろう。それと同時に、各国の文化や国民性に合わせて、求められるブランディングや販促手法が異なることが改めて認識できるニュースだったように思う。