BカートASPのDaiとヤマト決済が連携!

ECのミカタ編集部

ヤマトクレジットファイナンスとDaiが連携!

 株式会社 Dai(以下、Dai)は、同社が提供するBtoB専用のクラウド型ASPカート「BカートASP」と、ヤマトホールディングス傘下のヤマトクレジットファイナンス株式会社(以下、ヤマトクレジットファイナンス )が提供するBtoB ECサイト向け決済「クロネコあんしん決済サービス」がAPI連携したことを発表した。

 「BカートASP」とは、BtoBではありがちな複雑な取引を、シンプルなフローで行えるようにしたクラウド型ASPカートである。BtoB取引に必要な機能を全て標準で装備しており、24時間オンラインで受発注が可能、受発注業務は自動化され、注文情報は全てデジタルデータとして保存・運用できる。そのため業務効率化を実現することができる。また、卸のECサイトやWebの商品カタログとして、マーケティングのツールに活用したり、新規顧客を獲得することができる。料金も月額9,800円から利用でき、高機能・低コストを実現しているため、これからBtoBに参入する企業にも、ハードルを下げて導入することが可能だ。

 一方、「クロネコあんしん決済サービス」とは代金の未回収リスクゼロの決済サービスである。ヤマトクレジットファイナンスが代行して買い手企業と売り手企業の間に入り、「与信管理」「請求書発行」「代金回収業務」まで全て行う。後払いでの商品購入を希望する企業に、簡単に安心して商品を売ることができる。また、取引先の未払時もヤマトクレジットファイナンスが支払いを100%保証する。

BカートASPがもたらすことは?

BカートASPがもたらすことは?「クロネコあんしん決済サービス」のサービスフロー図

 「BカートASP」はこれまでも決済や請求業務、販売管理、出荷や倉庫管理といった様々なサービスと連携している。そして今回「クロネコあんしん決済サービス」とAPI連携を行うことにより、「BカートASP」を利用する事業者は、簡単な設定を管理画面から行うことで「クロネコあんしん決済サービス」を利用することができる。BカートASPを利用する事業者が、後払いを希望する企業との取引において、より安心して商品を販売できるようになるだろう。

 ヤマトホールディングスは主に物流の分野で事業を展開しており、その高い質でサービスを展開している。しかし今回の連携のように、物流だけでなく決済など、事業の幅を広げている。今後ECにおいて物流や決済といったフルフィルメントという立ち位置でEC事業者をサポートしていくようになるのだろうか。また、BtoB業界も取りに行く幅広い動きが見受けられる。そしてBtoBに強い「BカートASP」と連携することで、ECサイトに事業を拡大していくような総合的サポートをすることができるだろう。


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