ヤフー、ECにサービス分野を生み出す

ECのミカタ編集部

リフォームも?ECで出来てしまう時代!


ヤフー株式会社(以下、ヤフー)が運営するインターネットショッピングモール「Yahoo!ショッピング」は、新たに「役務サービス」商材の取扱いを開始することを決定した。

 今まで「役務サービス」に触れたことがあるという人はどれだけいるだろう。意外と知らない人も多いのではないだろうか。ここでいう「役務サービス」とは、レンタル(衣料品、ベビー用品、家電、家具、スポーツ・アウトドア用品)、訪問サービス(料理・洗濯などの家事代行、エアコン・水回りなどの掃除、
 庭木の手入れなど)、リフォーム(網戸・壁紙などの張り替え、トイレ・キッチンなど住宅設備)、サービスクーポン(美容・健康、レジャー・トラベル、グルメ関連のサービスクーポン)などのことである。

 知ってはいるものの、まだ消費者にとってはまだ身近とはいえないこれらのサービスに、ヤフーが光をあてる。ヤフーショッピングといえば、ものの売り買いをイメージする人がいるかもしれないが、でも、ここで、こうした「コト」を売るということも始めようというのだから、注目したい。

7月以降の開始でECのこれからも変わる!

「Yahoo!ショッピング」内での「役務サービス」商材の提供開始は、現段階で7月中旬以降を予定しており、具体的には、ユーザーは、「Yahoo!ショッピング」内で、レンタルや訪問サービス、リフォーム、お試しクーポンといった商材の注文・購入ができるようになるというわけだ。

 では、「役務サービス」を提供する側のメリットは何だろう。それは、まず、固定費0円だから利益が出やすい。Tポイントを有効活用し、最大8.5パーセントをヤフーが負担することもある。ここは、ヤフー自体も注目していることだろうが、サービス分野においてのEC市場は、4.5兆円規模であり、伸び率年10%の成長が見込まれているのだ。

 ヤフーにとっては、新たな市場とお客様を獲得できるだけでなく、サービスを提供する側にはこれまでなかったお客様をヤフーの力を借りることで、手に入れることができる。なにより、それがお客様にとってより、ECを使う機会の増加という部分につながるという意味で、この動きは、EC店舗にとっても、時代の流れを映し出す出来事として、受け止めておきたい。



記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事