業界初!リアル店舗の消費動向を提供するサービス「ウレコン」がスタート
リアルマーケットにおけるPOS情報を提供する会員制ウェブサービス
カスタマー・コミュニケーションズ株式会社(以下、カスタマー・コミュニケーションズ)と株式会社デジタルガレージ(以下、デジタルガレージ)は協業し、ID-POS(※1)を活用した店頭売れ筋情報を提供するウェブサービス「ウレコン」を4月20日よりサービス開始すると発表した。
「ウレコン」(http://urecon.jp/)は、「リアルマーケットでの売れ筋を測るコンパス」をテーマとして生まれたマーケティングツール。カスタマー・コミュニケーションズが持つ、約850万人の購買履歴と購買者属性情報から成り立つベンチマークデータベース(※2)を活かし、業界初のリアル店舗における消費動向を提供する。
これまでの価格トレンド情報提供サービスは、ECなどのオンライン販売データをベースとしたものが中心。これに対し、「ウレコン」は、スーパー、ドラッグストアなどのリアルマーケットにおける消費財、日用品、食品の店頭価格動向や売れ行きについて、分かりやすく可視化。これにより利用者は、単一商品だけでなく同カテゴリの類似商品を含めた調べたい商品のリアル店頭における購買客の地域・性別・年齢などの属性を把握。さらに、消費金額・時間帯・リピート率などの消費動向を一目で知ることができるようになる。「ウレコン」のサービス提供は、アカウント発行による登録制となっており、現在、2015年6月までお試し期間として全機能の無料提供を行っているとのこと。
いま、何が売れているか。また、リピート購入率の高い商品が何で、どのような頻度で購入されているか。店舗のトレンドを感覚としてではなく、データとして把握することは非常に重要なこと。もちろんこのデータ化は、リアルマーケットにおいてもされてきたが、一緒に何を買ったか、次に何を買うかなど、より深い動向調査はされてこなかった。同サービスは、販売計画の具体的な方向を指し示す良き羅針盤になるのではないだろうか。
※1 ID-POS:顧客のIDに基づいたPOS(販売時点管理)のこと。従来のPOSは「何が、いつ、どこで、いくつ、いくらで売れたか」という商品の動きを見るのに対して、ID-POSは「誰が、何を、いつ、どこで、いくつ、いくらで買ったか」、さらに「リピート状況はどうなっているか、一緒に何を買っているか、次に何を買うように変わったか」という消費者の動向を見る。
※2 「ウレコン」で活用するデータベース:カスタマー・コミュニケーションズが構築、運用する購買行動全国パネルデータ「TRUE DATA」を使用。全国のドラッグストア、食品スーパー合わせて約850万人の購買履歴と購買者属性情報を市場インデックスデータとして加工している。